旅行先の名もない古いお寺に行った際に、
人が誰もおらず、お寺のお賽銭箱の側で仰向けに寝転がりながら空を眺めていたら、
贅沢だなぁ~、っと思わず声に出していました。
子供の頃はよくお寺や神社で遊んでいた頃を思い出します。
緑が多く、虫や鳥が鳴き、敷地が広く見通しも風通しもいい、
そして人が訪れない静かな場所、最高の贅沢だなって思えた瞬間でした。
そんなことがあって、贅沢だなぁ~っと感じる環境ってどんなだろうと考えていました。
今贅沢と感じるのは、人があまりいない空いているという環境ではないだろうか。
お金がある人はその事に気がつき、専用、貸し切り、ファーストクラス、高級ホテルなど、
とにかく庶民が訪れにくい場所であったり、
訪れにくい曜日であったり、訪れにくい時間帯を上手に活用したりして、
空いている空間を堪能しているのではないかと感じます。
贅沢とは、空いている環境で事を済ますことのできることなのかもしれないと感じています。
人が多くいる環境では、イライラや危険やいざこざも身近に起こってきやすくなるし、トラブルにも巻き込まれやすくもなる。
贅沢とは、大衆とは違う行動を取りながら、かつその環境で楽しむことが出来る感受性を備えていることのように感じています。
人混みの中で事を起こすのではなく、お金やら時間を上手く活用して、
人混みにまみれることなく、スムーズに楽しむことの出来る人が、
贅沢で幸せな生き方が出来る人のように感じました。
最後に一言。
先日、甲府にある甲斐善光寺というお寺に行ってきました。
その日は7年に一度の御開帳の最終日で、その善光寺の裏側の建物の地下にある真っ暗な回廊を壁伝いに進める場所がありました。
何の情報のないまま、その回廊の途中に鍵のような物に触れると神様と繋がれると言い伝えられている細く真っ暗な回廊があって、
そこには真っ暗闇で一寸先が闇状態な環境で、まるで見知らぬ森に迷いこみ、
光のない新月の夜に、不安なまま右手で触れることの出来る壁だけが唯一の道標と言えるほど、
この先に階段があるのか、それとも坂を下っていくのか上っていくのか、全く情報もなく暗闇を進む世界は、
何とも言えない興奮と恐怖、そして六感をフルに使う感覚に、贅沢な気分にさせられた旅行となりました。
これからもそういった思いがけない贅沢さを見つけて行けたらと思いました。
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