昔から孝行したい時分には親はなしということわざがありますが、
親の有り難さがわかる年頃には、親はこの世にはいない。
これは親が生きているうちに孝行せよという戒めの言葉ですが、
なぜそのようなことになりやすいかといえば、大切な人を亡くすことで人は、
今立っている場所がワープするかのような変化を起こすのではないかと思います。
立っている場所がワンランク、いやツーランク上の場所にワープすることで、
親に対する見え方が変わるのではないかと思っています。
それによって親の有り難さに気がつけるようになるのだと感じます。
人は皮肉にも大切な人を亡くしたりすることで大きく変化させるという特性を備えているようです。
さて本題ですが、思わぬ発見とは、趣味でも仕事でも何でも、
続けることから授かるヒントのようなもので、なぜそれに気がつけたのかは意味不明で、
ただ、何かに追い詰められたり、境地に立ったり、諦めそうになる寸前など、
いろんな状況から不意に出てくるドアの鍵のようなもの。
そんなことは予測して発見できるものではないのかもしれないですが、
その鍵でその先の扉を開ける感じですが、その扉を開けたら、
今まで見て来た景色とは違って見える場所に辿り着く。
そして新たな人生が始まるのです。
そんな時に私は、同じ時代、同じ地球で生きているようでも、
実は別の時代、別の世界をいろいろと巡っているのかもしれないと感じることがあります。
もしかしたらあの世とこの世を行き来してたりしてるのかもしれない。
そして今まで見ていた景色や目線や場所が変わることで、新たな発見や気づきが増えて来て、
初心に帰れるのかも知れないですね。