今日少し遠くへチラシの投函に行き、帰りは疲れたのでバスに乗ろうとバス停に立っておりました。そこへ女子高生がパンをかじりながら近づいてきて、一緒にバスを待つ羽目となったのでございます。彼女はかなり大人しそうな子で、昔なら外で立ち食いなど考えられませんでしたが、最近の若い世代は我々から見れば理解不能の行動をする。外での飲み食いなどは車夫馬丁の所業と強くたしなめられたものです。しかし最近はこれが普通の風景となり、誰も異を唱えません。とにかく行動に品格が失せ、私も含めた大人達がその風潮に同化されようとしております。
話を女子高生に戻すと、パンを食べ終わった後に空き袋を手にあたりを窺い、やにわにそれをバス停の椅子の上に置きました。見ると女の子らしく綺麗に畳んでおりましたが、不法投棄(大袈裟か)には違いなく、「こんな所に置いてはいかん!」と言ったところ割合素直に拾い上げ自分のカバンに入れており、特に言い訳や反論もなく、今回は少し拍子抜け致しました。
こういう光景を見るとついつい余計なことを言ってしまうのですが、彼女が性悪であれば「痴漢」の濡れ衣を着せられたかもしれません。愚妻からは「そのうち刺されるかホームから突き落とされるから止めなさい」、と口うるさく言われるのですが、どうも見ていると我慢が出来なくなります。しかもあまり感情的に叱ると「暴走老人」と一緒にされてしまいますから始末におけない。愚妻の父親も生前ステッキを持って、見ず知らずの若者に「けしからん」と怒っていたそうですが、愚妻から「今はそんな時代ではなく怖いから気を付けるように」と言われました。
今NHK総合テレビの「首都圏スペシャル」で若者の特集をしておりますが、グレた女の子の原因が家庭での厳しい躾けであったそうで、交友関係についても「うちはうち、友人達のほうがおかしい」と言われたのが原因、と伝えておりました。あまり小うるさいことを言うのも問題なのかと思いましたし、今の若い世代は言われる免疫もないようで考えさせられます。井筒和幸がもっともらしい論評をしていいるが、どうも信用できません。
ところで話は違いますが、テレビ朝日の「報道ステーション」に古館伊知郎のアシスタントで出演している女性は、実に嫌な顔つきをしておりますね。何度聞いても名前を覚えられず、経歴や現在の立場など何一つ知りませんが多分考え方が左巻きなのでしょう。あの手の人間は偽善者が多く、その品性は賤しく自ずとそれが外観に表れるものです。彼女も例外ではなくその目に表情が見てとれます。