201605-06 農林事務所主要事業(市内)視察 | 福岡県議会議員 「走る、弁護士!」 堀 大助
こんにちは。

行橋農林事務所の市内主要事業箇所の現状確認に行って参りました(20160526)。

地元県土整備事務所と並んで、毎年行っており、今年も農林事務所幹部の皆さんと共に。
ご協力下さった皆さん、ありがとうございますm(- -)m



①下崎・長尾・鳥井原営農組合

H9設立、H15法人化。組合員数52名。オペレータ7名。
地区内農地約40haのうち、約24haを集積。米麦大豆の他、ナタネ栽培など。

…H14ころ、転作がきっかけで始まったナタネ栽培ですが、営農組合が作付を拡大し、現在12haほどに。非常に風味豊かなナタネ油で、ネット販売や道の駅で大好評。行橋市のふるさと納税の返礼品としても人気。
毎年4月の「菜の花祭り」で揚げたてコロッケなどを頂きます。油の香ばしい匂いがたまりません^^




②鞘野正明果樹園

ナシ、モモ、イチジクなどを栽培。
生産量は果樹園計30,000kg。

…昨年も市内新田原地区のイチジク農園を視察しました。行橋農林事務所管内の主要果樹作付状況は、合計で125ha。うち行橋は49haで、そのうち35haがイチジクです。
県では「とよみつひめ」を売出中ですが、ここでは「蓬莱柿(ほうらいし)」に根強いがあります。僕も子供の頃から食べていたので、蓬莱柿のあのねっとりとした感じが大好きです。
PS 園主さんが農業に非常に詳しく、その歴史を紐解いて様々教えてくれました。農業の未来についても真剣に考えられていて、特に勉強になりました。





③福岡県農林業総合試験場豊前分場

…こちらは前にも訪問したため、説明は短めに。
イチジクの「とよみつひめ」などを開発。また、冬春どり若掘りごぼう「サラサラごんぼ」なども。
PS 初代分場は鉄鋼王中山悦治氏の寄付によるそうです。悦治氏は行橋市出身であり、中山製鋼所(大阪)の創業者。地元の方には「中山グランド」の名で有名ですよね。







④天生田の荒廃森林再生事業

H20、県は①荒廃森林再生、②県民参加の森林づくり推進、のため、森林環境税を導入。
県民1人当たり500円を徴収し、県民共有財産である森林を未来に引継ぐ事業を実施。

…福岡県は県土の45%が森林。森林は水源涵養や土砂災害防止など、公益的・多面的機能を有しています。この事業では例えば、長期間手入れがされていない森林の干ばつなどを行い森林を再生。H20~26まで、ヤフオクドーム約2,700個分の再生を果たしています。
また、県民参加の森林づくりでは、ボランティア活動支援や、森林環境教育などを行っています。







⑤海岸堤防等老朽化対策緊急事業(蓑島地区)

既設堤防の老朽化が激しく、海岸保全機能が著しく低下。甚大な被害も想定されるため、機能強化のため対策工事。
防護面積241ha(農地134ha、住宅等107ha)。事業費約7.4億。
H28工事着手~30(31)完了予定。

…蓑島の望海荘裏手の辺りから、総合公園にかけての部分です。
防護人口は約2,000人。県としても早期の完成を目指しています。





⑥農業水利施設保全対策事業(文久地区)

受益面積63ha、流域面積259ha、排水量4.0m3/s
工事内容:ポンプ4台整備更新など。事業費約4.7億。
H28工事着手~30(31)完了予定。

…⑤蓑島の堤防と同じ個所です。H4に完成した文久排水機場ですが、24年以上経過し、こちらも老朽化。受益農地や周辺地域への被害防止のため対策事業。既存施設の長寿命化も図りコスト削減も。