さて、やっと10年ぶりに見る
オムベルの公演をレポします。
私が見てきた2月11日夜公演キャストはこちら
ウェルテル:オムさん
ロッテ:チョン・ミドさん
アルベルト:パク・ジェユンさん
オルカ:イ・ヨンミさん
カインズ:イ・ボンジュンさん
以下省略…
オムさんが今シーズンのウェルテルを
やってくれるのも嬉しいですが、
ミドさんがロッテに復活してくれるのも
かなり嬉しくこのペアで見なければ…
と思いこの日を選びました。
10年前もミュージカル女優としては
名前を知られていたけど、その後
「賢い医師生活」への出演をきっかけに
ミュージカルファン以外にも人気が出たミドさん。
しかも今回の公演は少し早めに
マッコンを迎えられるということで
ミドさん出演回は熾烈な血ケッティングでした><
そんな中私がゲットしたチケットは
1階Cブロック1列4番…
1列めの一番右端の席です(・・;)
終演後座席の横の通路に立って撮影。
座席からの視線はもっと低いです。
実はこの席10年前と全く同じ位置…^^;
左か右かで言ったら右側が
私が見たいシーンが間近に見られるので
右寄りが良かったのですが、
10年前の経験からこの席だと
背中しか見えなくて表情が見えないシーンも
結構あると分かっていたので
本当はもう少し内側の席が良かった
のですが、これが限界でした><;
でも、後悔は無し。
私が「ウェルテル」を見る時に
気になるのはオープニングが終わり
最初に登場する磁石山の伝説のシーン。
このシーンのウェルテルは
スケッチをしているのですが、
その時の様子に各ウェルテルの
性格が何となく現れる気がするのです。
10年前のオムベルは見るまま感じるまま
自由に筆を走らせる感じ、
同じシーズンのスンウさんのウェルテルは
対象を見た後少し考えてから
描き始める少し理性的な感じ。
映像で見たキュヒョンウェルテルは
見た目通り若々しく明るい感じ、
同じく映像で見たカイベルは
見たまま見た通りに描こうとしている
真面目な感じに見えて、
もちろんご本人の性格もあるだろうけど
それぞれがこれから演じるウェルテルの
性格がその短いシーンにも
現れてるんじゃないかと思うのでした。
で、今回のオムベルがどうかと言うと、
描く対象を見るのももどかしいくらい
一生懸命筆を走らせていた10年前とは
少し違って、しっかり対象物を見て
一瞬考えてから筆を走らせて、
少し描くとまた対象物を見て確認する…
というなんか少し大人になった
ウェルテルという印象を受けました。
でも、描いている時は片方の足を少し
前に出して前のめりの姿勢になり
画面に集中している様子でした。
そんな少し大人な印象のオムベルが
ロッテの磁石山の人形劇を見て
インスピレーションを受けて新たな絵を
描き始めると今度はわき目もふらず
雨が降ってきても自分より絵が
濡れないようにかばいながら懸命に
描き続けるのは、ロッテとの出会いによって
ウェルテルの中に何かが生まれたのが
一目でわかりました。
二人の出会いが運命的だったと
さらに良く分かるのがその後の詩の暗唱シーン。
ウェルテルが暗唱し始めた詩に
途中からロッテが同調するのですが
その息ピッタリ具合がすごくて
二人の興奮ぶりが伝わってきました。
そんな状態で歌われるオムベルの
最初のナンバー「어쩌나 이 마음」は
もし今回がオムさんのミュージカル初見
という方が見たら歌はそれほど…と
思ってしまうかもしれません。
音程が不安定なところもあるし、
歌声も震えがち。発音も어쩌나(オッチョナ)
が허쩌나(ホッチョナ)に聞こえたりします。
が、これはオムさんの演技。(たぶん)
言葉では表現できないほどの
ときめきを感じてるウェルテルだからこそ
そういう歌になってしまうのだと思われます。
見ることができなかった前シーズンに向け
新しいウェルテルを選ぶための
サバイバルオーディション番組
「ダブルキャスティング」の決勝戦で
「ウェルテル」に挑む若い後輩たちに
「どうして息しないんだ?息をするのも演技だ」
と教えていたオムさんを思い出しました。
でも、見ているとウェルテルを演じるオムさんは
演技をしているようには見えないんです。
ウェルテルを演じているというより
ウェルテルになっている感じ。
いや、なっているというより
もう…ウェルテルそのものなのです。
そこが50を目前にしてもウェルテルに
キャスティングされるオムさんの
真髄だなぁ…と今回改めて分かりました。
って、ヤバイ1つ目のナンバーまでで
こんなに書いてる…(・・;)
すごく中途半端ですが、
全部とか1幕とか書き終わるまでには
まだ時間がかかってしまいそうなので
一旦ここでアップしちゃいます><;
続きは改めて…