ドラマも見なきゃいけないし…で
なかなか記事を書くのが進まない
春の観劇旅レポ。
全5公演中3公演レポしました。
今回は4月21日(日)のマチネで観劇したこちら。
「グレート・コメット」です。
今回見てきたキャストはこちら
ピエール:ハ・ドグォンさん
ナターシャ:ユ・ヨンジョンさん
アナトール:コ・ウンソンさん
ソーニャ:ヒョウンさん
エリン:ホン・リュニさん
マリヤD:ジュアさん
マリー:ユン・ジインさん
ドロコフ:シム・ゴヌさん
バラガ:ユ・ヒョジンさん
アンドレイ&ボルコンスキー:オ・ソグォンさん
この作品を選んだ最大の理由が
「ペントハウス」等近年はドラマでの活躍が目立つ
ハ・ドグォンさんが出演されるから…
元々ソウル大声楽科の出身なので
歌が上手いのは折り紙付き^^
さらに、コロナ禍で渡韓できなかった間に
ぐいぐい頭角を現していらした
コ・ウンソンさんも拝見したことがなかったので
気になっておりました。
トルストイの「戦争と平和」をベースに
戦時下のモスクワで暮らす人々の
愛と挫折と再起のお話…
なのですが、正直ストーリーが面白いか
…というと、私的にはイマイチでした(・・;)
ストーリーをめちゃくちゃ端折って書くと…
戦場に行った婚約者アンドレイを
モスクワで待つはずのナターシャが
プレイボーイのアナトールに見初められ
アナトールに堕ちてしまうのですが
実はアナトールは妻帯者。
それが分かって、アンドレイからも見捨てられ
自殺を図ったナターシャを
アンドレイの友人でありアナトールの
義兄であるピエールが慰める…という感じで
要するに不倫話。
不倫を描いたお話でも誰か一人でも
共感できるキャラクターがいれば
ストーリーにハマれると思うのですが、
今回はそういうキャラが見当たりませんでした><;
なのですが、作品としてはとても面白かったです!
というのもこの作品が客席を巻き込む
イマーシブミュージカルだから。
(イマーシブ=没入体験型)
イマーシブな演出は開演前から始まります。
まず最初に体験するのはその会場。
ロビーの壁やシャンデリアなどの造りが
いつもの会場とはちょっと違う雰囲気。
会場からしてロシア感があります。
フォトゾーンはこんな感じ…
そして、客席が…
舞台と客席の境界が無く、
舞台の中にも客席があります。
そして演者の皆さんが舞台から何度も下りて
客席の通路で歌ったり踊ったり演奏したり
時にはお客さんに絡んだり舞台に上げたりと
本当に舞台と客席が一体化するのです。
私達は今回の座席をバルコニー席にしてみた
のですが、これが大当たり!
赤い〇で囲んだところが私達の席。
舞台からの距離感は多少あるものの
舞台全体をしっかり見渡せるし、
客席でのパフォーマンスも見えるし、
赤い線を引いた通路のどん詰まり部分に
私達の席があり、通路に立つ人と
同じくらいの目線の高さなので
演者さんが本当に目の前まで来てくれて
ハイタッチしたり会話までしちゃいました♡
こちらのスポット映像に収められているのは
ドラマが本格的に始まる前の最初の曲。
演者さん達が全員登場して楽しく歌い踊りながら
客席と一緒にいきなり大盛り上がり。
これは新体験でした><♡
同じような盛り上がり曲が劇中も
何曲か用意されていて、
その度に手拍子や歓声で盛り上がれて
ストーリーは全体的に暗いのに
観劇体験としては楽しく面白いのでした^^
総合的に見るとドグォンさんや
ウンソンさんのド迫力の歌声を聞けたし
面白いイマーシブ体験ができて
見て良かったです。
推しが出ていたらもっと前の席で見たい
と思っただろうけど、
前じゃなくて良いからバルコニーにしよう
と選んだのがちょうど良かったです^^