今日は今年初観劇でした。

見てきたのはこちら…

 

劇団Tip Tapさんのミュージカル「Play a Life」。

 

キャストはチームが2つあり、

私が見てきたのは白猫チームで

シュガーこと佐藤隆紀さん、平川めぐみさん、

屋比久知奈さんの出演回。

 

この作品、昨年テレビドラマ化され

それを拝見していました。

シン・ミュージカル | d-fourのブログ (ameblo.jp)

 

シュガーが演じるのは高校で世界史の

非常勤講師をしている夫。

その妻が平川めぐみさん、

屋比久さんはシュガーの学校に

教育実習でやってくる学生。

 

その3人がこちらの舞台を

ある時は教室に見立てたり、

ある時はシュガー夫婦の自宅に見立て

80分間通しで演じていきます。

 

昨年見た「High FIdelity」でもそうでしたが

今回も出演者達は自分が演じるシーン

ではない時も舞台端の椅子に腰かけて

次の出番まで待機していて

舞台から引っ込まないので

完全に息をつける暇はなくて大変そう…

でも、その分役としての感情が

途切れることも無いので感情移入は

しやすいのかもしれないな…と思いました。

 

というのも…

ここから少しネタバレしますが

お話の終盤はシュガー演じる夫が

つらい現実に向き合って泣くシーンが

あるのですが、そこからはシュガーも

他の二人の出演者も涙ボロボロで

3人して泣きながらのお芝居になるのです。

 

全体を通してお話はさほど難しい作りでは

無いのですが、台詞は結構哲学的な言葉が多く

自分の言葉にして喋るの大変そう

なんですが、それを泣きながら演技したり

歌ったりするのはより大変だと思うので

しっかり感情移入されてる3人の役者さん達は

凄いな~と思いました。

 

思えばシュガーがこれまでやってきた役って

特に私が見たことがあるものだと

わりとポーカーフェイスな感じで

感情をぶつけるような役はあまり

無かったのですが、今回の役は感情の

ベールが剥がれて泣きじゃくりながら

歌ってるのでシュガーの新境地を見た

感じがしました。

こういうことが出来るならあんな役や

こんな役もやって欲しい…と夢が広がりました。

 

新境地ということで言えば

発声も多分いつもとは少し変えてたような…

声楽的な発声じゃなくもう少し地声に近い

声で歌っていたと思われます。

昔の話でも無いし、王宮の話でも無いし

平凡な学校と家庭を舞台とした話なので

話ながら歌うような感覚の歌声が

ちょうど良かったです。

でもやっぱりシュガーの声はとっても素敵で

最初の第一声を聞いた瞬間に

脳髄に電気が走るように「これだ~!」と

全身の細胞が喜びました^^

 

終盤のシーンでは出演者もだけど

客席もほぼ全員泣いてた感じ。

私もかなりぐしゃぐしゃに泣きましたが、

後ろの方はもう嗚咽レベル…

鼻をすする音もあちこちから聞こえていました。

 

円盤化も決定しているので

終演後はたくさんの方が予約購入の列に

並んでいらっしゃいました。

映像で見返せるのも嬉しいけど、

今回公演期間が短かったので

また同じメンバーで再演して欲しいです。