昨日はWBC侍ジャパンチームに

感動をいただきましたが、

その午後に侍たちに会ってきました。

 

(写真が斜め~><)

日生劇場で上演中のミュージカル

「太平洋序曲」を見に行ってきました。

 

写真映えするなかなか良いお天気☀

 

こちら作品HP

ミュージカル『太平洋序曲』公式サイト | 梅田芸術劇場 (umegei.com)

 

浦賀沖にペリー率いる黒船が来航し

江戸幕府が開国を迫られた

日本史の転換点となる時代を描いたミュージカル。

 

キャスト表の写真を撮り忘れましたが><

私が見てきたキャストは…

狂言回し:山本耕史さん

香山弥左衛門:海宝直人さん

ジョン万次郎:ウエンツ瑛士さん

その他の方々はシングルキャストなので省略。

 

山本さんやウエンツさんはテレビでは

よく拝見しているけど、生では初めて。

ミュージカルどうだろ…と思いましたが、

お二人とも長い経験があるだけあって

お芝居も歌も安定してて良かったです。

海宝さんは何度も見てるけど、

今回は和服に髷姿でいつも以上に

キリリとしていらっしゃいました。

 

メインキャストがスター達だけど、

私にとってはアンサンブルさん達もスター揃い。

youtubeでも大好きな可知寛子さんや

西川さんの雨コンでも拝見した染谷洸太さん、

娘が応援するアンサンブルコノハのメンバー

杉浦奎介さんや藤田宏樹さんと

応援したいメンバーが目白押しだったので

目が忙しくて大変でした><;

 

この作品は題材が日本の幕末なのに

海外で作られたという点が珍しい作品。

それを作ったのが「ウエストサイドストーリー」

や「スウィニー・トッド」等も作られた巨匠

スティーブン・ソンドハイム。

 

私、ソンドハイム作品でちゃんと見たことが

あったのは「ウエストサイド」くらいで、

こちらは曲はソンドハイムさんじゃないので

ソンドハイム楽曲の作品を見たことは無かった

のですが、韓国ミュージカルの動画を

見漁っていた中に「スウィニー・トッド」や

「アサシンズ」といったソンドハイム作品があり

その楽曲の特異さに驚いたことがありました。

なので、ソンドハイム作品は楽曲が難しくて

耳馴染が悪いというか聞いてて心地よくない

のではないか?とちょっと警戒してたのですが、

実際見てみたら全くそんな心配は要りませんでした。

 

確かに不思議な感じがする楽曲はある

のですが、聞いてて不快なことはなく

むしろ「おぉ…」と印象に残るのです。

それは歌う俳優さん達が皆さんとても

歌が上手でいらっしゃったから。

 

幕開け、狂言回しのソロから徐々に

アンサンブルを巻き込んで歌う歌だけでも

この舞台を見に来た価値があった

…と思わせてくれる歌と踊りでした。

踊りっていうか…踊りなんだけど

ダンスというより所作と言う方がしっくりくる

和テイストをたっぷり盛り込んだ振付で

バランスの取れた歌声に合わせて

ピタリと決まる所作が美しくて本当に

1曲だけでも大満足でした。

 

満足…ということで言えば、本当は

公演が始まる前から満足していました。

それは、舞台美術がとっても私好みだったから。

作品HPに掲載されている舞台映像や写真を

見て頂けると分かるのですが、

シンプルなんだけど瀟洒で素敵。

さらに、可動部分がすごく効果的に使われてて

ほぉ…そう来たか~と感嘆することも度々。

とても日本的な美しさの舞台美術を

作ったのが日本の方ではないということも

驚きでした@@

 

演出家さんや振付家さんも海外スタッフ。

ですが、お二人とも日本的なエッセンスを

とても大事にして下さっていたそうで

(プログラムなど随所で言及されてる)

見ていてもそれを感じられる演出でした。

見ているうちに、知っているお話なのに

初めて知るような気分になって、

自分が外人になったような感覚を味わいました。

 

いいかげん長い感想になってますが、

楽しみにしていたアンサンブルさん達の

感想も一言ずつ…

 

可知さんは今回役のふり幅が凄くて

老若男女を行ったり来たりする

幅広さに驚きましたが、どの役でも

可知さんらしい凛々しいたたずまいが印象的でした。

 

染谷さんは雨コンの時に難曲を歌われ

「染谷の引き出し全部使わないと歌えない」

と仰ってましたが、今回もたくさんの引き出しを

使って歌っていらして、何なら歌では

今回のキャストの中で一番印象的でした。

 

杉浦さんも歌うまなのは分かってましたが、

力強い歌声だけでなくソフトな歌声まで

歌声を自在に使い分けてるスキルが素晴らしかったです。

 

藤田さんも声楽出身で歌が上手い

…はずなのに、今回は歌もさることながら

踊りやキャラが目立つ役が多くて

こんなに多才だったんだ~と楽しめました。

 

他の方々もアンサンブルと言いつつ

ソロで歌われるパートがたくさんあって

どの方も本当に歌が上手!

ソンドハイムさん本人に聞いて欲しかった~><

 

実は昨日3月22日はソンドハイムさんの

誕生日ということで、終演後に

ソンドハイム生誕祭という名前の

楽曲にまつわるアフタートークが行われ

こちらも楽しく拝見してきたのですが…

そこまで書くと本当に長くなるので一旦終了。

別記事で書けたら書きます。

 

ともあれ、満足した観劇だったんですが、

昨夜、西川さんのyoutubeチャンネルに

ちょうど「太平洋序曲」の感想動画が上がり…

さすが!私が言いたかったこと

分かりやすく話してくれてる^^♡