今日はこちらの映画を見てきました。

 

ハ・ジョンウさん主演の「トンネル」。

 

公式サイトはこちら

http://tunnel-movie.net/

 

って、実は今日はこの映画を見に

出かけたのではなかったんです。

本当に見たかったのはこちらでした…

帝国劇場で上演中の「レ・ミゼラブル」。

来月のチケットを取ってはあるのですが、

開幕からまだわずかしか経っていないのに、

2度目のジャン・バルジャン役を演じてらっしゃる

ヤン・ジュンモさんの評判が上々で、

色々な方の感想を見ているうちに

我慢できなくなり、当日券で見に行くことにしたのでした。

 

で、当日券発売時間の10:00目指して

劇場に向かったのですが…

認識が甘すぎました…><;;

 

当日券が何枚発売されるかは

公演によって違うのですが、

今日の昼公演は15枚ほど…

先着順なので見るからに無理~><

用意された枚数が完売した後は

キャンセル待ちもできるのですが、

今回キャンセル待ちができるのは8名まで…

なんと、私は9人目に並んでいたのでした><;

…というわけで、あえなく撃沈~!

 

仕方なく帰宅しようと思ったのですが、

ふと、この映画がやっていることを思い出し、

せっかく出かけてきたから見に行こう!

と行き先を変えたのでした。

 

さて、映画の話に戻って…

 

帰宅途中の自動車営業マンが

トンネル崩落事故に巻き込まれ、

閉じ込められてしまうお話。

いつ、助け出してもらえるのか、

いや、本当に助け出してもらえるのかさえ

分からない中で、彼がどうやって

生きながらえていくか…を描いています。

 

その妻をペ・ドゥナさん、

彼を助けようと奮闘する救助隊長を

オ・ダルスさんが演じているほか、

助演陣も色々な作品で

シーンスティーラーとして活躍する

演技派俳優さんが目白押し~。

真実味のある仕上がりになっていました。

 

暗闇の中、孤独な闘いをするジョンスを演じる

ハ・ジョンウさんも素敵でしたが、

救助隊長役のオ・ダルスさんが

とっても素敵でした。

 

閉じ込められた空間(車)の中で

今日が何日目かを書き記している

主人公ジョンスの姿を見て、

思わず「モンテクリスト」でエドモンが

シャトーディフに囚われていたシーンを思い出し、

勝手に脳内で「하루하루 죽어가」を

BGMにしてしまった私~(^^ゞ

 

今、わけあってカタツムリに関する本を

読んでいまして…

身体が動かなくなる難病にかかった著者が

カタツムリとともに過ごしながら

カタツムリの生態について勉強したことや

その中で感じる人間(あるいは自分)の生について

書かれた本があって、その中で

寒い冬や暑い夏には殻の中に閉じこもって

入口に膜を作ってやり過ごすカタツムリのような

能力が人間にもあったら良いのに…と

書かれているのを昨日読んでたんですが、

この映画を見ながら、正しく今ジョンスに

カタツムリの能力があったら良いのに~

とか、しょーもないことを考えてしまいました。

 

クスっと笑える部分や

チクっと心が痛む部分や

ウルっと涙する部分もありながら、

最後は夫婦愛と正義感に勇気づけられる

良い映画でした~^^