3連休初日となった土曜日は、
いつもソウルにご一緒する
Rさんと一緒に新大久保へ…
と言っても目的は韓流関係ではなく
日本のミュージカルを見るため。
福井晶一さんと原田優一さん出演の
「グーテンバーグ! ザ・ミュージカル!」
を見に行ってきました。
公式HPはこちら
昨年12月の渡韓の際にモンテと同じ
忠武アートホールの中劇場で上演していて、
見る候補作品の一つだったのですが、
とてもセリフの多いミュージカルだったので、
難しいかな…と思って断念したのでした。
でも、作品としてはとても面白そうだったので、
今回日本版が上演されると知って、
是非見てみたいと思い行ってみました。
たった二人の俳優さんが20もの役柄を
演じ分けるこのミュージカル。
舞台転換も衣装替えも無い舞台で
たくさんの役を演じ分けるために使われるのが
キャップ(帽子)です。
役の名前が書いてある帽子をかぶることで
その訳になりきるのです。
その演じ分けっぷりがもぅ楽しい楽しい。
特に芸達者なのが原田さん。
女、娘(ちょっとおバカさん)、酔っ払い、
悪者の修道士、ネズミ等々…
表情作りからして、それズルいでしょ!
ってくらい面白くて何度笑ったことか…
なのに、歌が始まるとハッとさせられるくらい
素敵な歌声~♪
福井さんも原田さんも歌うまでいらっしゃるので、
じっくり歌でも感動…と思いきや、
歌の最中にも笑いが挿入されてくる~
見ていて忙しいことこの上ないです。
(あ、これ、喜びの言葉…)
見ているこちらが忙しいくらいなので、
演じているお二人の忙しさは半端なく、
プロローグ終わった時点で既に汗だく。
大作にも出演されるお二人が
あんな距離感で汗だくになり
唾を飛ばしながら大量のセリフをこなす
この作品はすごく貴重な機会だったのだろうと思います。
15分の休憩をはさみ105分間の舞台。
こんなに笑ったミュージカルは初めて
…と言うくらいたくさん笑って
楽しすぎる時間を過ごしました。
カーテンコールは一旦普通にご挨拶された後、
原田さんからこの後は撮影OKなので、
バンバン撮影してSNSとかで宣伝してください、
撮影しながら拍手しようとして大変なことに
なる人とかいるんですけど、
拍手なくても気にしませんので撮影してください
と最後まで笑いを取るあいさつで撮影OKに。
私のスマホでは全くピントが合わず
Rさんから画像いただきました…
演じてらっしゃる福井さんも楽しそう~^^
劇中にも色んなしかけがある作品ですが、
劇場内にも楽しい仕掛けが…
こちらはロビーに貼られていた
シュリマー村(ミュージカルの舞台となる村)
のキャラクター人気投票。
原田さん演じる悪役の修道士が
一番人気でしたが、
(だって、本当にズルいくらいの
キャラづくりなんです…)
私はヒロイン(?)のヘルベティカに投票してきました。
すぐ隣のテーブルには劇中に使われるのと
同じキャップがいくつか置かれていて、
キャップをかぶって登場人物になりきろう!
というコーナーになっていました。
ここでもヘルベティカ帽をかぶって
ヘルベティカになりきってみましたが、
恥ずかしい写真なのでここではパス!
そして、グッズとして売っていたこちらがまたニクイ!
ビスケット…なのですが…
見た人にはわかるのだけど…
ジェリービーンズとかネコの絵柄…
原材料名とか保存方法とか面白すぎる…
先日見た「フランケンシュタイン」日本版と
同じ演出家、板垣恭一さんが
訳詞・日本語台本・演出を手掛けられただけに、
韓国ネタもいくつも盛り込まれていて、
日本ミュージカル界が韓国ミュージカル界を
とても意識しているんだな…というのもわかりました。
…確かに、私もオムさんに出会って
韓国ミュージカルを見始めなければ、
何十年も見ていなかった日本のミュージカルを
また見てみようとは思えなかったですからね…
入場した時、入口のすぐ横に板垣さんがいらして、
あ、板垣さんだ…と思って素通りしちゃったけど、
今思えば、無理やり掴まえて
フランケンシュタインの額縁舞台装置って
どういう意味だったんですか?って聞きたかったな。
(いや、実際そんな勇気はありっこ無いけど…)
あっという間に千秋楽を迎えてしまった
「グーテンバーグ」
もう一度あの世界に浸りたいので、
再演をお願いしたいです!