─なんか完全に子供化してますね…コナンかよw─


丹賀砲台を後にします。

目指すは、最果ての地──

いずれ訪れようと思っていた場所。

丹賀からは、そう遠くはありませんが、

別の日にゆっくり来ようと考えていた場所でした。 


しばらく、海沿いのワインディングを走ります。

もの憂げなままの海面──分岐から山側へ、

道は、静かに高度を上げていきます。


今回、巡っているこの一帯には、

今なお太平洋戦争の痕跡が残っています。

「豊予要塞」─明治期から整備が始まり、

太平洋戦争時にはさらに強化されました。


ここで何かを論じるつもりはありません。

賛否を問うつもりもありません。

ただ、そこにあるものを、そのまま感じて、

伝えたいと思います。


山を登りきると、

「鶴御崎自然公園」の表示が現れます。

駐車場にバイクを停めます。

ビジターセンターは施錠され、人の気配もありません。

静かすぎるほどの静けさ。


その向かいに、大きな案内板。

そこから、上へと続く道──登っていきます。

─500mくらい山道を登ります。登りやすくなってます─

途中、要塞だった頃のものと思われる遺構が、

次々に現れます─

静かに朽ちているものもありました…

誰かに見せるためではなく、

時間の中に、そのまま置かれているようで。

その行く末を時に委ねているのか──




そして現れた階段

階段を上りきると──


ルーフトップ──

言葉のままの場所でした。

広がる海と、空──


そして足元には、かつての痕跡。

そのまま残されている遺構を跨ぐように

現代の展望施設が造られています。

風の音だけが、静かに流れていました。



その上に立って、風を受け──

少しだけ、想いが巡りました。



平凡に終わる一日が、どれほど貴重なものなのか。

ただ、こうして走れている今が、

当たり前ではないこと。

そのことだけは、忘れたくないと思いました。


そして、ここに残っているもの──

このまま、静かに風化していくのかもしれません。

それでも、

せめて、記憶まで薄れてしまわないように。

そんなことを、少しだけ考えました。


この風景を前にして、何を感じるかは──

きっと、人それぞれだと思います。