7日に告示された伊東市長選であるが、際立つ候補はいないようだ。
こぞって反田久保氏なのであろうが、逆に田久保氏の方がYouTubeを駆使して、分かりやすい発信をしていると感じる。
他の候補は、大風呂敷を広げて、物価高対策として1万~2万のクーポンを発行するといった内容を公約としている。
政策面については、もう少し冷静な分析が欲しいところだ。
ここで、伊東市と熱海市の違いを考えてみたい。
伊東市の人口は、令和7年11月現在で、 61,246人 高齢化率 44,2 %
熱海市の人口は、 同上 30,954 人 高齢化率 48,8 %
伊東市の面積は、 124.02 km²
熱海市の面積は、 61.70 km²
こうしてみると、伊東市の人口は熱海市の倍 面積も倍 高齢化率でも熱海よりも低く推移している。
ところが、経済的には落ち込んで来ているのが現状で、逆に熱海市は、V字回復の基調である。
往年の熱海は空前の観光ブームで賑わったが、平成以降観光はすっかりなりを潜め老朽化した旅館・ホテルは廃業に追い込まれて
行った経緯がある。
熱海市が取った政策は、廃業した旅館の跡地をリゾートマンション・リゾートホテルに切り替えて行ったのが当たったと言ってい
い。それにつれて、駅前の売店に若者に人気のプリンやスイーツをあしらった売店が当たり一躍若者のメッカとなってしまった。
決定的な違いは、やはり新幹線が停まるのが一番の要因であることは間違いない。都心から日帰りで海と温泉とスイーツやプリン
が食べられるのが魅力になっているのだろう。
だが上記の比較を基にみると決して伊東も魅力がない訳ではない。大室山や小室山、一碧湖、城ヶ崎海岸もあるし、グランパル公
園や博物館もあって、それぞれ楽しめる要素が一杯あるのである。
面積的にみても倍はあるし、人口も倍あるので、十分なポテンシャルを有しているといって良い。
では、どうしたら今後の伊東市が経済的活性を取り戻せるかであるが、熱海と同じく高齢者が安心して住めるリゾートマンション
を誘致するのが、一番手っ取り早いのではないかと思う。高齢化率は上がるかも知れないが、兎に角人口を増やすのが、最も経済
的効果が上がるのである。マンション建設をすれば、それだけで仕事が増えるし地元の企業も潤うのだ。
マンションを造成する場所も、駅前を中心に造成すれば駅前も再開発に着手出来る。人が増えれば、駅前のシャッター街も段々に
減って来るだろう。入居者は高齢者でも都心から来る子息は未だ若い。年数回は来るはずだ。
観光客だけ当て込んでも限界はある。新幹線が停まらないのは痛恨の極みな事は確かであるが、どうにもならない。
只、ここのところ燃料費が安くなって来ているので、熱海迄だった行楽客ももう少し足を伸ばして、伊東まで行ってみようとなる
はずだ。