フランスでトコジラミが急拡大しているようだ。映画館や電車の中にも出ているとニ
ュースで報じられていた。
情報化社会では、ニュースやSNSで拡散するとあっという間に世界中に広まって
しまうので、フランスでは戦々恐々としているのかも知れない。
何せ来年のパリ五輪を控えている以上、早くこのトコジラミを駆除したいところだろ
う。
当ブログでも、トコジラミの記事を多く見て貰っているようだ。これも社会的要因な
のかも知れません。
但しこのトコジラミの発生は、フランスに限った事ではなさそうである。勿論国内で
も最近増えて来ているし、隣国ではこの手の話しはニュースにならないだけのことな
のだろう。
世界に広まる原因としては、コロナ禍の行動制限が解除されて、またインバウンドや
アウトバウンドが増えて来たのが一番の要因だろう。
持ち込まれる要因としては、海外からの渡航者の荷物に交じって付いて来てしまうの
が一因である。
一方で、一般家庭で海外渡航歴もなく発生しているのであれば、輸入家具や海外から
の物品を購入した時に一緒に付いて来てしまった可能性もある。
もう一つの要因としては、不特定多数の集まる場所から何らかのきっかけで持ち込ま
れてしまった可能性がある。
この場合は雄雌両方を持ち込んだ結果である。
とにかく繁殖力が旺盛なのが問題だ。雌は毎日卵を産んでいる。
この画像は生まれて2週間程度の個体だ。
3ヵ月もすれば成虫になる。
その間ろくに餌も食べずに行き続けることが出来るのが脅威だ。
詳しい生態は分からないが、幼虫の内は親から血液を分けて貰っているのかも知れな
い。
尚、これから海外旅行に行く予定があるとか、または国内旅行でもかばんやバックに
は、防虫剤を入れて置きトコジラミを持ち帰らないような工夫が必要かもしれませ
ん。