床下に出来たハチの駆除は数々とこなして来たが、今回のケースのような大きなサイ

 

ズは初めてだった。

 

ハチの種類はキイロスズメバチだ。

 

 

この画像は、もう既に9割方のハチを駆除してからの施工なので、比較的楽に巣の

 

去は出来た。

 

かなり大きくなっていたので、依頼されて直ぐには撤去出来ないと判断しハチの撤去

 

は翌日にすると依頼主に話した。

 

了解を得られたので、この画像は翌日の画像である。

 

何せ住宅の和室の床下なので、その場での駆除と撤去では、余りにも危険が伴う事に

 

なると判断したからだ。

 

万が一依頼主が刺されてでもしたらこちらで責任は負うことは出来ない。

 

 

前日の作業は、畳を上げて床板を確認した。ハチの侵入路は床下の通気口からの侵入

 

だった。

 

この時期でもあるので、かなりの数のキイロスズメバチが出入りしていた。

 

ハチの総数では、400匹~だろう。

 

 

慎重に畳を上げて様子を伺ったが、床板に破れはなく床下から部屋にハチが出て来る

 

様子はなかった。

 

「良しこれなら安心」 と思ったのが失敗の元だった。

 

何と、畳の端から2匹のキイロスズメバチが出て来てしまったのだ。

 

「ヤバイ」と思ったが、既に手遅れだった。

 

出て来たキイロスズメバチに足を刺されてしまった。

 

忙しく駆除スプレーをかけたが間に合わなかった。

 

痛いのをこらえて畳の端にスプレーを噴射した。

 

やはりキイロスズメバチは知能的だとつくづく思った。

 

 

床板に4.5mmの穴を開けそこから駆除スプレーを噴射した。

 

床板の下の方でブンブン音が聞こえて来た。かなり混乱しているようだった。

 

取り敢えず今日の作業を完了して、明日に来る事を約束して、辞去した。

 

 

 

翌日再度訪問して巣の撤去を行った。

 

床板をノコギリで切り開いて作業を行い、出て来たのがこの画像である。

 

かなり大きい。横40cm縦45㎝はあった。

 

ハチはほとんど死滅して居なかったが、外の通気口の周辺には30匹程度出入りして

 

いたので、先に外の戻りバチを駆除してから撤去作業を行った。

 

この程度に成長したキイロスズメバチだと総数も多いので、依頼されたその日に駆除

 

と撤去ではかなり危険が伴う。外ならまだしも和室の下ではかなり危険だ。駆除の依

 

頼者が刺されたらと思うと余り無理は出来ない。

 

時間はかかったが、自分だけの犠牲で駆除は完了した。

 

足の腫れはそれほどひどくなかった。

 

やれやれだ~ 気を付けよう~