金曜日は、新宿で開催されたアメリカカンザイシロアリの研修会に参加してまいりました。
アメリカカンザイシロアリと言うくらいですから、シロアリの一種ですが、名前の通りアメリカからやって来た外来種になるわけですね。
近年このシロアリがポツポツ日本の家を食い荒らし始めているようです。何でも輸入家具に潜んで来日するようで、意外に見つけにくいシロアリになるようです。
家の異変に気が付いた頃は、相当蝕まられている事が多いみたいで、気を付けなければいけない虫ですね。
そもそもシロアリと言っても蟻の仲間ではアリませんからね。遡れはご先祖様はゴキブリに繋がる訳ですから動きは俊敏で、中々の強者ですね。コロニーは社会性を持っていて、女王アリ、兵蟻、職蟻と役割分担はあるようです。この点は通常の蟻と同じですね。社会性を持っている虫では、ハチ等もそれに当たります。役割分担を持って巣を作っている点は同じです。ハチにしても元はと言えば蟻から進化したものですから、そういった社会性を持っていて当然なのかも知れません。
さて、アメリカカンザイシロアリですが、和名での呼び名はカンザイとあるように乾いた材に巣くっていることから付けられたのでしょう。
在来種のヤマトシロアリやイエシロアリ等は乾いた環境では生き延びることが出来ないのが特徴です。その為普段は土の中にいてコロニーを形成しています。腐った根っこ等を餌にしているのもそのせいですね。が時として地上にもっと美味しいそうな木があれば、集団でトンネルを作り地上に登って来ます。所謂蟻道と言われるものです。ヤマトシロアリは、その蟻道を作ることにより床下の土から家の基礎コンクリートをよじ登り、目指す土台や大引き根太等を食い荒らして行きます。ヤマトシロアリは板材に限らず畳まで食い荒らしてしまいますから一度入られたらこれまた大変です。
一方アメリカカンザイシロアリは、床下の局所よりもむしろ高い所を好んで蝕んで行きます。ですから、屋根裏に主に巣くっています。小屋束・棟木・垂木・小屋梁と言った材を食い荒らして行きます。材の表面を見ただけでは分らないことが多いので、見逃してしまうケースも多いようです。しかもヤマトシロアリのような繁殖力はないので、個体数の増加に時間が掛かるため異変を察する機会を逸してしまうこともあります。ですから、運悪くアメリカカンザイシロアリに入られてしまっても、その異変に気が付くのは何年か先となってしまうことも結構あるようです。と言うのは、1年~2年では20匹程度にしかならないからなのですね。5年を経過する頃には、ようやく800匹くらいのコロニーに発達して行くようです。非常にゆっくりと
したペースですね。そんなスローペースのアメリカカンザイシロアリ君ですので中々発見出来ませんよね。まして、天井裏等はよっぽどなことがない限りは上ること等ないですからね。
早期発見のヒントは、アメリカカンザイシロアリが落とす糞を見付けることが大事なことのようです。1mm大の木くずが、溜まって山のようになっていたら要注意。それがアメリカカンザイシロアリに食われている証拠となります。
駆除の方法は行く通りかあります。
今度は駆除方法をまたアップしていきたいと思います。
