登場人物紹介 南斗水鳥拳 レイ | 北斗の拳好きすぎるブログ

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南斗六聖拳・レイ





 流派:南斗水鳥拳

 宿星;義星




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妹・アイリを浚った、”胸に七つの傷を持つ男”を探す旅の途中、牙一族に雇われマミヤの村に潜入。そこでケンシロウと出会う。
だが、ケンシロウ側の方が有利と見たレイは、あっさり寝返り牙一族を撃退。その後、ケンシロウ、マミヤと向かった一族のアジトで、人質として捕らえられたアイリと再会。
弱みを握られたレイは、牙大王の命令でケンシロウと闘わされることに。しかし、”聖極輪”によって相討ちを演出し、アイリの奪還と牙大王撃破に成功した。


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ケンシロウが身内との決着を付ける間、バットとリンを預かるが、トキに成り済ましたアミバの正体を暴きに奇跡の村へ。そして、本物のトキが幽閉されているカサンドラへ同行し、トキを救出。
だが、村が拳王侵攻隊に襲われていると知り、単身村へ戻った際、現れたラオウに完敗。秘孔・新血愁を突かれ、余命三日となった。



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レイの為ににメディスンシティへ向かったマミヤを救出した際、マミヤの肩にユダの紋章を発見。レイは、戦うことを宿命づけられたマミヤを解放する為、死ぬ前にユダを倒す事を決意する。
しかし、ユダの策略によって目的を果たせぬまま死期が迫る。そこで、トキに秘孔・心霊台を突いてもらい、激痛で白髪となるも耐え抜くことで、延命に成功。

ユダとの対決に臨み、前半は苦戦するも、奥義・飛翔白麗で魅了し勝利した。



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そして、皆に別れを告げ、最期は小屋の中で一人、絶命。亡骸はケンシロウによって火葬された。



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南斗水鳥拳



レイの拳自体の強さはというと、私の勝手な見解では南斗聖拳三番手だろう(サウザーの一番は絶対である)。まるで、万能スライサーのようにスパスパと人体を切断するその威力は凄まじい。指先でそれが可能なことから、闘気の量が長けているように思う。

では何故三番手なのかと言うと、レイ自身が強いというよりは、南斗水鳥拳が強いと感じるからだ。水鳥拳とは、水面に浮かぶ水鳥のように華麗であるが、指先を鋭利な刃物と化し敵を切り刻む、比類なき必殺拳とされている。華麗さに関してはレイによって最大限に生かされているだろう。だが、強さという面に於いては、水鳥拳任せな感じがするのだ。勿論、それなりの才能があるからこそ極める事が出来たのだが、あくまでそれなりなのである。というか、ユリア愛でシンが自分自身を最大限まで強化したことで、そこには及ばないだろうという結論に至っただけで、だからといって弱いわけではない。

ライガ・フウガ戦やラオウ戦のせいで、弱すぎるなどと言われているが、それは違う。ライガ・フウガ戦は続けていれば、勿論技を見切った上で完勝していたはず。ケンシロウが代わったのは、ライガ・フウガに何か訳があるのを察知した為であり、レイでは勝てないと思ったからではない。

ラオウ戦では気持ちいい位の完敗となってしまったが、これは、レイが0か100かに懸けた戦法をとったからだ。断己相殺拳とは相討ちの拳で、成功すればラオウも輪切りにされていた。アニメ版にて、ラオウ本人がそう予測している。マントで防がれた為、結果0になってしまったが、この戦いを基準にレイの強さを計るのはあまりにも不憫である。ラオウが瞬時に判断出来ていなければ、100%倒せる奥義があったのは事実。敗因は弱さではなく、相性の悪さと経験値の差なのである。


そもそも、この戦いにはラオウ初登場ゆえの凄まじき強さの演出も兼ねているのだ。「あのレイでさえ、指一本触れる事も出来ずに・・・」とバットに言わせる為だったのだろう。ただ、こういう話は私は基本的に無しとしているので(萎えるから)、レイが未熟だったと言うしか、他にはない。シンが判断したように、ラオウは避けるべき相手だったのだ。





美しさゆえ、儚く散った義星の男



他の戦闘場面を見ても、決して最強の座を争うレベルには至らないが、私はそれでいいと思っている。彼に強さを求める事自体が間違いなのである。レイの拳士としての一番の魅力はやはり、何といってもその美しさにあるのだ。

見る者を魅了する華麗な舞は、敵の心をも奪うほど。そしてその間に、必殺の一撃で仕留めるというのがレイの拳の強みなのである。実際、ユダの敗因はまさにこれ。レイの優美で華麗な姿に、ユダは奥義を放つことも忘れ見惚れてしまった。
”美しさ”がなければレイが敗れていたのかもしれないが、それを言い出したら本当にキリがない。何のために流派があるんだよ。

つまり、レイは類稀なる美貌を持って生まれ、その美を最大限に生かす水鳥拳を伝承。そして、義の星の下美しき拳を振る舞い、その宿命を全うするのである。

もっと結論を言ってしまえば、ケンシロウの友人となった時点でレイが特別強くあるべき理由などないのである。ケンシロウをサポートしながら、共に同じ道を進み、戦うことが彼の役割。無駄に強いと、かえってケンシロウの成長の妨げになるかも知れないし。”義星”というのはそういうものなのだ。

こういうの萎えるとか言っておいて何だけど。