『シン擁護』では、”ケンシロウの胸の傷が消えないのはシンの想いが強いから”と書いているが、今回はそのようなオカルト的な類ではなく、物理的根拠を元にこの謎について説明したいと思う。
※シン擁護記事消えてる。゚(゚´Д`゚)゚。
北斗の拳の代表的な謎の一つともされている、消えない七つの傷。
実は、これにはちゃんとした理由が存在している。
それは、
細胞が死滅(壊死?)したから
である。
普通に考えればおかしい。
北斗神拳は別として(内部からの破壊であるため)、シンから受けた他の傷や、シンよりも強いはずのサウザーから受けた傷は全く残っていないのだ。
カイオウ戦では、ケンシロウの身体に無数の傷が浮かび上がっているが、あれは普段から鮮明に残っているわけではない。
いつもどんな時も残っているのは、この胸の傷だけ。
その時のシーンをアニメ版で思い出して欲しい。
シンは、ベラベラと喋りながらゆっくりと深く、指を突き入れている。
じわじわ、グリグリしている。
このように指をスローに突き入れたままの状態が、まぁまぁ長いのである。
普通、奥義とかって瞬時の攻撃だが、このようにじわじわされた場合、指先から放たれる闘気が長時間触れることで、細胞は死滅してしまうのだ。
これは、ファルコの言う”北斗封じ”と同じ原理だと考えらる。
ファルコも修羅の国へ渡った際、北斗封じで負った傷が酷かった。
この時のやつ↓
(※北斗封じ…北斗神拳の秘孔効果とは、人体にある708つの経絡秘孔を突くことで経絡の流れを変え、体内に異常をもたらす事である。だが、細胞自体を死滅させることでその効果を免れることが可能とされている。元斗皇拳伝承者のファルコにはこの奥義が伝授されていた。)
シンの孤鷲拳は貫通技にも長けており、突きによって細胞を死滅させる程の威力と闘気量は十分にあると考えられる。
ただ、私個人的な想いから、ケンシロウの胸の傷にはどうしても、シンにしかないもの‥つまり執念という名の愛を重ねていたいのである。
『るろうに剣心』の方の剣さんもそう言ってるし。
因みに、”胸に七つの傷”フィギュアバージョン。
リアルに再現したつもりかもしれないけど、実際は多分皮膚に穴はあいていない。砂埃どんだけたまるか。