No.340 マクロレンズで北アルプス立体地図の精度を検証 | D菩薩の仕事いろいろ趣味いろいろ

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50才を迎えて全国3000m峰踏破へのチャレンジを始めたころ、ふと立ち寄った近所の書店で北アルプスの立体地図を買いました

 

A3くらいの大きさの槍・穂高・乗鞍版です

 

 

自分が今まで歩いたルートを赤くトレースして、前の家ではトイレのドアのちょうど良い高さに張って眺めたり

 

最近は、どこに飾るでもなく放置していたこの立体地図、以前から一度やってみたいことがありました

 

それは、けっこう良い感じにできているこの地図が、立体的にどれくらい実際の地形に忠実なのか検証することです

 

検証には一眼レフのマクロレンズを使って拡大観察します

 

 

これは10年ちょっと前に立山を登った帰りのANAの機内から見た槍ヶ岳です

富山を離陸直後の剱岳から北ア、南ア、富士山まで、ずっと見渡せた絶景フライトでした

 

 

上の写真のアングルを立体地図上で再現

航空写真の後方へと消えていく谷は、新穂高温泉へ向かいます

立体地図にも、私の足跡として赤いトレースが同じ配置になります

けっこう正確です

 

 

これは、空から見た槍穂高連峰の全景

左に見える雪渓は、涸沢カールです

 

 

同じ山塊を立体地図の「地上」で見ると、こんな感じ

 

 

実際の写真と比べても、なかなか頑張って再現しているのがわかります

(2017年11月、蝶ヶ岳から)

 

 

こちらは連峰の右半分、大キレット〜槍ヶ岳です

 

 

槍ヶ岳から左へ連なる大喰岳、中岳、南岳のアップ

それぞれ最低限の特徴を一生懸命に出そうとする頑張りが涙ぐましくもあります

 

 

こちらは南岳から大キレットを超えて左半分の穂高連峰

 

 

右から南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳までは見事な再現だけど、その隣の前穂高岳はちょっと力尽きたようで残念

 

 

ちなみに、この山並みには北アルプスの3000m峰9座のうち堂々8座が鎮座しています

 

前からやりたかった今回の立体地図の検証は、若い頃はこんなどうでもいいことに大真面目に取組む贅沢な時間のなかった爺さんの自由研究でした

(おわり)