8月の札幌への旅打ちで大きく散財し年内の旅打ちは自重しようと考えていたものの、9月から10月にかけてあまりの楽しみのない日常に嫌気がさし、安いチケット(=ツアー)が見つかりしかも休みが取れたら菊花賞観戦をと考え始めたのは、神戸新聞杯を見てからのこと。今年の神戸新聞杯はワンアンドオンリーの辛勝とも取れる一方で圧倒的な勝負根性による貫録勝ちとも取れるレースで評価の割れるレースであった、が自分はダービー馬の意地をまざまざと感じ、自分としてはその雄姿をまた現地で見たいと強く思い始めた。


実はその神戸新聞杯、宝塚記念とも旅打ちを考えていたものの条件が合わずに現地観戦を断念。結果、応援して止まない典ちゃんの駆るゴールドシップ、ワンアンドオンリーが勝利。遠征できなかったことを悔やまれた。今回もまた栄光の瞬間を見逃すのは避けたい。


金券ショップで新幹線回数券を往復分買ったとして26,000円強、できれば20,000円強のチケットを見つけたい。チケットを探すこと数日、JRグループの旅行会社のツアーで東京⇔京都日帰り往復21,400円のツアーを発見。しかも3000円分のお土産チケット付きだから、実質19,000円以下、いいチケットを見つけた。今度は仕事のシフトを調整し京都遠征の敢行に至った。


格安ツアーということで利用できる新幹線には制限があり、早朝の出発。





7:03東京発で9:47京都着のひかり461号に乗車。列車の中で予想するつもりでいたが前夜から若干体調が悪くよく寝られなかった為、メインの予想だけして就寝することに。しかし目当てのワンアンドオンリーは枠が悪い、展開的にも厳しい。馬券だけ考えたら軸にはしづらいが、単勝ではつかないし、他の馬から買ったのでは今回の遠征の意味はない。そんな葛藤を抱えながら京都へ。幸い隣の座席は空席で快適に予想と睡眠をしながら3時間弱の旅路。

さすがは京都、外国人観光客が多い。さて競馬場に向かう前にまずはお土産を購入すべく、四条方面へ。今回のツアーを購入したのはJRグループ(JR北海道)系列の旅行会社からだがツアーそのもののはJR東海ツアーズの「ぷらっと旅」のものでお土産チケットは駅構内の売店で使えるほか、東海ツアーズの指定した施設やお店で食事やお土産の購入、またはオプションツアーのようなものに適用できる。とはいえ自分の旅は競馬場で滞在時間の8割以上を過ごすので、利用できるのは駅近くの漬物屋さんでお土産を買うか駅構内でお土産を買うか。ただし今回は職場には秘密で来ているので職場へのお土産は必要ない実家と自分用だけだよい。家族のリクエストを聞くと漬物がいいとのこと。確かに千枚漬けのシーズンだし悪くない。しかしせっかく京都まで来たのだから、駅構内で買えるものや東京でも買えるものではなく現地までこなければ手にできないような漬物がいい。ということで数年前当時仲が良かった同僚と京都へ出張したときに訪れて多少は土地勘のある四条河原町界隈の老舗漬物屋さんへ。






まずは大藤さん。京都から地下鉄烏丸線で四条へ移動し、四条通を河原町方面へ進みつつ麩屋町通を入っていったところのお店。ネットでの評判がよく観光客だけでなく地元の方も購入するお店とのこと。確かに京都らしく伝統を感じる店構え。千枚漬けと義理の妹のリクエストの山芋漬けを購入。保冷剤+保冷バックを100円で用意してもらえるので、やや暑さを感じる日だったがこれで安心して持ち歩ける。



大藤さんからまた四条通に戻り河原町方面へ四条河原町の交差点を右に曲がってさらに路地に入ったところわかりにくいところにある店だが、以前来たことがあったので難なく到着。今年の千枚漬けはちょうどこの日から発売とのことで、タイミングよく来店で来た。その千枚漬けと母から頼まれていた胡瓜のしば漬けと、あとは衝動買い的に白菜きのこ漬を購入し、お土産購入完了。四条大橋を渡って、祇園四条駅から京阪線特急にて丹波橋方面へ。京都駅から京都競馬場に直行するには近鉄京都線で丹波橋で乗り換え京阪線で淀というルートなので、丹波橋から先は同じルート、丹波橋で準急に乗り換え目的地の淀到着。





駅のホームからスタンドが見える。駅から競馬場までの近さという意味では府中と似ている。府中競馬正門前よりは多少離れているが、府中本町から競馬場までの距離よりは近いという感じ。



駅から入場口までの間にディープインパクトがいらっしゃいました。





記念入場券を無事ゲットしいざ京都競馬場。




あまりの混雑で疲れ気味となり、札幌本場の最終を見終えたところで競馬場を後に新潟の最終はケータイで確認することにした。それでもすでに無料送迎バスは長蛇の列。昨日気付いたこととして、地方の方は満員の乗り物に慣れておらず、一定以上に混雑した乗り物はきついと学習していた。とはいえ負けておいてタクシーはない。馬券で負けた反省の意味も含め桑園駅まで徒歩。やはりこの日は異常な混雑だったらしく、駅までの飲食店の何軒かは仕込みがなくなったので閉店しますとの貼り紙があったほどだ。


桑園駅も人でごった返し。何とか札幌までたどり着き、一旦下車。無理にチケットを取ったので実は東京への飛行機が最終便。あと4時間近く時間をつぶさなくてはいけない。とはいえ来るときは交通遅延で散々苦労したので、まずは空港への電車のチケットを確保。Uシート?(=指定席)と普通席が300円程度しか変わらないので指定席を購入。とはいえ満席のオンパレードで購入できたのは1時間強後の電車。1時間ほど駅構内でお土産物色。家族に頼まれてたバターやら、職場で頼まれてたじゃがポックルや函館でいつも買ってたチーズオムレットを買いつつ列車を待つ。すっかり忘れてた新潟の最終の結果を確認したら割と高配当で当たってたので、新千歳空港では多少財布を気にせず最終便を待てそうだ。


指定席快適だわ。300円の違いなら、新千歳空港⇔札幌間は指定席に限るわ。新千歳空港着、札幌で1時間近くつぶして移動時間で30分くらいあったもののそれでもあと2時間近く潰さなくては。とはいえ新千歳空港はなかなかのスポットだ。ここまで大規模な空港は自分市場初めて。お土産売り場だけでも並みの百貨店以上の広さだし、飲食街も圧巻。頼まれていたお土産も一通り買い揃え。この旅最後の飲食へ。





札幌で唯一食べ残していたグルメ、札幌ラーメンを食しに空港3階のレストランスペースへ。ここも一通りの札幌グルメが食べられるほどの充実。ジャンル的にも店数的にもちょっとしたテーマパークレベル。ジンギスカンやお寿司屋さんも充実していたが、まっすぐにラーメン道場へ。


札幌ラーメンだけじゃなく道内の例えば函館ラーメンや旭川ラーメンも揃っているもののここはやっぱりさポロラーメンを食すべく「雪のあかり」さんへ。味噌バターコーンラーメンとサッポロクラシック。





やっぱり旨い。正直味噌ラーメンは年に1回食べるか食べないか程度なもので、塩や醤油に比べるとあまり好みではないのだが、本場の味噌ラーメンは確かに旨い。海鮮丼と並んでこの旅で印象に残る食事となった。


しかしそれでもまだあと1時間くらい時間が。と思っていたら魅惑的な看板が。





空港内にBARとは。1つはカウンターバーだがもう一つは本格的なバーで、割と腰を落ち着けたかったので「ジアース」さんに入店。まずは看板にあった北海道ハイボール。ブラックニッカハイボール+余市ウイスキーフロート、要は1杯で2度楽しめる訳だね。北海道ハイボールを楽しみつつバックバーに目を向けるとこのお店、空港内のお店とバカにできないことに気付く。メニューにはご当地的なカクテルとスタンダードが書いてあるのみで、フードメニューがある意味充実しすぎている当たりは確かに空港の中のBARという感じだが、バックバーには一通りのリキュールが揃っているし、ウイスキーも都内のオーセンティックBARと比べても遜色ないボトルが並んでいる。隠れて名店というべきかもったいないというべきか。


自分の後に入ってきたのは4人連れのご家族でカレー4つとジュースとビールの注文、そのあとのお客様はステーキとハイボール濃いめと注文していてダブルにしますかとの確認に「いやただの濃い目」でと返して混沌とした感じになったりBARにしてBARにあらずという不思議な感覚。


他の空港内の飲食店が概ね20時頃に閉店するのに対しこのBARは最終便間際まで営業してくれていることもあって、もう2~3杯飲んで最終便までの時間を潰すことに決定。ずっと飲みたいと思いながらずっと機会のなかったニッカのアップルワインを使ったリタハイボールを注文。予想していた通りの軽くて甘くて飲みやすいハイボール。最後は強めのショートで締めたかったがこの後フライトなだけにちょっと弱気になって、バーテンダーさんに「薬草系リキュールで強すぎないショート」でと一見の癖にわがままなお願いをしてみた。


作っていただいたのはフランスの薬草リキュール「スーズ」を使ったスーズギムレット。軽くて飲みやすいがカクテルらしいカクテルで大満足。思い出にコースターをもらって最終便に乗り込んだ。





さて、この旅の総括。前提としてプラス収支かマイナス収支かによって旅打ちの満足感は変わってしまうのだがそれはできるだけ横に置いておくとして、結論から書くと札幌は必ずしも独り旅には向いていないなというのが一番の感想。日本を代表する観光地、まして札幌競馬が開催している8月の週末は夏休みの避暑観光地として必然的に飛行機も電車も店も混雑している。混雑しているところではお一人様は得てして冷遇されるし何をするにも不便。そういう意味で複数人で来るのに適した観光地にして適した競馬場といえるように思う。


競馬場そのものについては、もともと好きなコースというのもあるが設備的にも悪くない。まあ今回の札幌記念ほど混雑してしまうといろいろ問題(例えばレースの前後などは人の導線がぶつかり身動きが取れないなど)はあるが、通常なら混雑もほどほどでご当地グルメもあり広過ぎず狭過ぎず観戦もしやすい。レースそのものも逃げ切りあり、捲りあり、差しありと見応えがある。


観光や飲食については、札幌市内の名所は徒歩で回れる位置関係にありこれもカップルや家族連れには楽しみやすい場所だろう。食べ物は言うまでもなくおいしいものが多いし名店も多い。個人的にはBARやまざきはさすがの趣があった。また千歳空港の充実も素晴らしいものがあり、強行軍で遠征したとしても空港だけでお土産も飲食も十分楽しめるレベルだ。


今回の旅は、事前の期待値が高過ぎたことやここ数回の旅打ちが大幅黒字だったこともあって、なんとなく消化不良のようなところもあったが、できればまたもう一度来てみたいと思う遠征であったと思う。いいレースは見れたし、「BARやまざき」や海鮮丼の「魚屋の台所」さん空港内のBAR「ジアース」さんなどもう一度訪れたい店もリストアップで来た。今回手探りでいろいろ経験できた分、次回は効率よく楽しめそうな気がする。今回は授業料込の遠征だったと思えばそれなりに納得できるというところだったと思う。



追記:8月の23・24日で遠征し、これを書いたのが9月と10月、凱旋門賞の前に書けたのはよかったが、旅の後、多忙とトラブルに見舞われ続けてしまった。逆に考えると強引にでも遠征しておいてよかったというべきか。



すすきの方面に宿をとっていたので、地下鉄で札幌駅へ。





地下鉄の駅からJRの駅まで以外と距離があり、時間がかかってしまったので、札幌駅からタクシーで競馬場へ。前日利用したタクシーの運転手さんに札幌駅からだとどのくらいか聞いていたので、思い切ってタクシーで。1500円でおつりがくるとの案内の通り、10分強で到着。






何だこの人、まだ2レースだよ。札幌記念は道民や札幌市民にとっては北海道競馬の祭典で、生産者にとってはGⅠ同等の価値があると聞いてはいたが・・・ これは花火大会や大規模な祭礼といった人出にして、競馬場とは思えないほどの老若男女。同じ競馬の祭典といってもダービーや有馬記念とは違った雰囲気だ。




ん~。馬券を買うのも飲み物を買うのも一苦労。自分のリズムで競馬を楽しめない(T.T) 2レースから始めて6レースまで的中なし。予想をするにもここまでスランプだと自分を見失ってきた。以前は旅打ちは負けるのがデフォルトだったのが、ここ数回旅打ちは大幅プラス収支だったし、旅打ち以外の競馬もずっと好調だっただけに、前日から負け続けて不安が止まらない。




何とかたこざんぎとサッポロクラシックを購入して一息。7レースは待ちに待った典ちゃんが登場する。今回は赤字決済濃厚だが、典ちゃんの活躍を見るのが目的だ、ここは典ちゃんの単勝と馬連流し!!


→→典ちゃんきたーっ!!向正面からまくって早め先頭押し切り。かっこいい。やっぱり夏は北海道で騎乗してほしいな。配当はまずまずだけど、この満足感は変えられない。

8レースも典ちゃんから行ったもののさすがにここは枠順も馬の自力も恵まれず。9レースもはずしたものの、10レースのエアグルーブカップはきっちり当て、小倉の10レースも何とか的中。配当こそ低いもののリズムは出てきた。




あがってきたテンションをジェラードで抑えつつ、ゴールドシップ&横山典弘の登場を待つ。



いざ札幌記念。場内の盛り上がりは完全にGⅠ。ゴールドシップの典ちゃんいつものようにゆっくりと歩かせ、全馬が待機所におさまる頃まで馬をなだめ、1コーナーから4コーナーに向かっておもむろに返し馬におろす。かっこいーーー。






札幌記念スタート。覚悟はしていたものの後方ポツン。不安と期待=7:3くらいの気持ちでゴール前100m付近から声援を送る。向正面、参考タイム掲示では超のつくハイペース。これなら後方のゴールドシップにもチャンスはある。ターフビジョンで後方のゴールドシップが映る。ちょうどおっつけているところ、まだ不安と期待は7:3くらいで不安が多い。不安で不安でターフビジョンと3コーナー付近の場群を肉眼で追うことを繰り返していたら、、、進出を開始したハープスターの外から白い馬体!! 来たーー 「うぉぉぉぉ、典持って来い!!」思わず声を出す自分。直線250m強叫び続ける準備は整った。一心不乱にハープスターとゴールドシップの叩きあいに「典差せ、差せ、差せ」と声をかけ続けた。


結果はご存じの通り、ハープスターに軍配。悔しいとは思ったが、負けて納得。何よりいいレースを見た。場内の雰囲気も皆同様、素晴らしいレースの余韻に浸る場内、拍手をする人もいた。典ちゃんと川田騎手が握手する姿を見て、「2頭で無事に凱旋門賞にいってらっしゃい」心からそう思った。


札幌記念そして新潟のメインは的中したものの配当は少なめ。最終レースは一発逆転を狙い、かつ初心を取り戻し典ちゃんの単勝と馬連で勝負。

→見せ場十分ながらわずかに及ばず3着。ハズレはしたがこの最終もいい意味でのスリルを十分に味わえた。



その後、競馬場を出た後に結果を知った新潟の最終が高配当で的中しており、多少は盛り返したがトータルではマイナス収支。いいレースは見れたがやはりプラスで終わりたかったな。


16戦6勝 回収率96.5%(惜敗)新潟・小倉含む

競馬場での飲食(計1250円)

サッポロクラシック410円×2杯

たこざんぎ300円

ジェラート(ブドウ&マンゴー)400円


【2日間合計 23戦7勝 回収率74.6%(惨敗)】