高知の夜を楽しみ、遅ればせながらホテルにチェックイン。ここで会社から支給されているスマホを見なければ良かったのだが、うかつに開いてしまい、旅情気分が一気に覚めながらベッドへ。

この晩、泊まったのはオリエントホテル高知。このホテル朝食が絶品過ぎる。バイキングなのだが、和洋中と種類が豊富で、何より質も高い、さらにご当地食材を使用してご当地メニューを提供するとは。ホテルの朝食バイキングでここまでのレベルはなかなかお目にかかれない。この料理を当てにお酒が飲めるなら、ここ1軒で十分楽しめるし、この料理ならワイン1本空けられる気がする。

こんなことなら前夜腹八分目にしとくべきだった。そこまで思う朝食だった。

さて空港に戻る前に、お土産探索。親しい部下や同僚からはリクエストをもらっているので見つけるだけだが、それ以外の部下には安くてそれでいて好評価を考えていたところだった。


前日訪れた「八十八」の主人直筆のアドバイスを元に捜索。特にミレービスケットとリープルは地元の人にはおなじみの味とのこと。何がいいか口では説明しにくいが中毒性の味があるとの話だった。


ミレービスケット確かにすごい!量や味などバリエーションがあり、ご当地土産として存在感を確立している!日持ちもするし、小分けタイプもあるし、職場の部下への土産はこれに決定!!

リープルは高知ではおなじみの乳製飲料とのこと。要冷蔵で日持ちもしないために、自分用と近日中に会う予定の部下の分だけ購入。

いもけんぴは立派なお土産品。ただ小分けされたものがなく結構な量なので購入は見送ったが、空港で食べた試供品はなかなかの味だった。いもけんぴってこんか美味しかったんだ。

自分用にカツオの生節や文旦を購入、リクエストのあった部下用のお土産も買い揃え、離陸時間まで空港で一息。

せっかくなのでご当地おつまみでこの旅を締めくくり。とはいえ、羽田からが遠いんだよな、今の住まいである水戸までは。

さて今回の旅の総括。実際、旅をしてからこのブログを書くまで3ヶ月以上経ってしまったので後日談も多々ある訳だが、、、

馬券的な話では、やはり気負い過ぎはいけない。いくら思い入れがあっても、単勝2倍を切る馬に単勝大賭はハイリスクローリターン過ぎる。
今回はツアーチケットこそ格安を見つけたが、その他のことは結構なノープラン。ホテルの朝食のレベルを理解していたら別の楽しみ方もあった。お土産も同様、結果的に飲み屋のご主人にアドバイスをいただけたが、事前にリサーチできていれば、もう少し効率的かつ経済的に買えたようにも思う。

そして何より過去のブログを振り返ると、今回の旅打ちは過去の反省を活かせていない。事前のリサーチが大切なのは2016年に何度も学んだことだし、軍資金の予算を明確にしておくことも忘れてはいけないこと。次にいつ行けるか解らないからという根拠でお金を使いすぎるのはやはり御法度だ。

たまにしか行けないのなら、なおさら計画的に我を見失わずに楽しむ必要がある。それを再確認する旅となった。

<追記>ニシケンモノノフは自走の北海道スプリントカップを快勝。追いかけるタイミングを間違えたかな。
ミレービスケットの好評っぷりは想像以上、部下の満足は想像以上で、自分自身も多いに気に入り自分用に買ってこなったことが悔やまれり😢
最終レースが終わり、払い戻しを済ませ、送迎バスに乗り込み市内へ。はりまや橋に戻ったのは22時過ぎ。類様が訪れた店は軒並み閉店時間が早いため、屋台を除くと候補がなき。この時間から一人では入れてゆっくりできそうな店を食べログで探すことに。屋台にはしごすることを考慮すると中央公園近くの「八十八」さんに訪問することに。

食べログに掲載されていた地図の場所がずれていてたどり着くのに時間がかかったがなんとか到着。店の外から中が伺えず多少の不安もあったが、勇気を出して店内へ。

ちょうど1回転目のお客様が帰ったところのようで店内は半貸切り状態。女性の店員と店主と思われる男性の2名で迎えてくださった。まずはビールを頼み、お通しの手羽を食べつつ、メニューを確認。

やっぱりカツオを、もう一度食べたい。初心忘れぬ内にカツオの塩たたき。



カツオの塩たたき。見た目も鮮やか。塩・レモン・にんにく・ネギ・ミョウガ・わさび、薬味の組み合わせも楽しめる。これは日本酒に合わせるべきと土佐鶴を注文。

この頃になると店主の方が話しかけてくださり、競馬目当ての1泊2日のプライベイト旅行で、高知の酒飲みに圧倒された話やお土産を探してることなどを話すと、高知の名物や土地柄をいろいろ教えてもらえた。

昼から飲む人がいるのは日常茶飯事。返杯という文化があり気づくと酔いつぶれていることがあり、10万円単位のお金が財布から飛んでいくこともあれば、初対面の方にごちそうになり1銭も払わずに二日酔いになることもあるとのこと。

話も楽しく料理も美味しい、ただ昼からというより朝から飲んでいるせいか、満腹気味それでもあと1品くらいは食べられそう。魅力的なメニューが多い店だけに多いに悩んだが、ここでしか食べられないものをという規準で注文を決定。


四万十青さの天ぷら! まさか青さを天ぷらのタネにするとは。溶き粉の風味付けにするのではなく主役にするとは。しかし主役にふさわしい味。風味そのものが主演を張る、これ以上の香ばしさはないように思う。土佐鶴をおかわりして土佐の夜を楽しむ。

名残惜しくも「八十八」さんをあとにして、念願の屋台へ。類様も訪れた「松ちゃん」さんへはしご。



タイミングよく入店できて、おでん鍋の前の特等席へ。


この店の名物は餃子とのことで、ビールと餃子を注文したが、目の前のおでんにそそられナルトと玉子。なんでか屋台はウキウキするものだ。



本当は満腹だったものの、せっかくなので締めのラーメンを注文。細麺のさっぱり系だが、やや癖のあるスープ。寒い夜、お酒のあとの締めにはたまらないだろう。この日はやや食べ過ぎだったせいで食べきるの骨を折ったが、それだけに満足の夜。

さすが高知、油断してるとあっという間に酔いつぶれそうだ。
高知の市街地から競馬場へは送迎バスを利用。高知駅からもはりまや橋からも乗れるが、散歩と観光を兼ねて高知駅まで出て送迎バスに乗車。1時間弱で到着。




地方競馬11場目、中央地方通算19場目、高知競馬場来訪。



早速、地元の競馬新聞を調達に。例によって全部購入。



馬柱が特殊だったり2走しかなかったり、で福ちゃんと競馬研究は自分には読みこなせず、日本最古の競馬新聞と銘打たれた中島を使用することに。


思いの外広々とした競馬場。大型ビジョンも見やすく、観戦はしやすい。


とりあえず、場内を探索してたら、土佐はちきん地鶏なる鶏をメインにした店の店主に声を掛けられ、お勧めの地鶏蒲鉾トーフなる商品でまずは一杯。


鶏の蒲鉾トーフをつまみながら場内を散策。




食堂もあるが、自分には売店のほうかな。場内の施設のチェックを終え、いざ馬券勝負へ。

2レースから参戦するも、軸抜け。勝ったのは中越琉騎手。3レースは紐抜け、ここも抜け目の2着が中越琉騎手。川崎所属で武者修行中の彼の活躍を高知で見るとは、川崎時代のイメージでは痛い目を見そうだ。



気分を変えて、高知おでんで一杯。牛すじとちくわを頼んだがなぜかこんにゃくがついてる。これはサービスなのかラッキーなのか。

続く4レースは中央交流。中央馬を中心に検討するも、軸は佐原騎手の駆る地元馬から佐原騎手、高知競馬でデビューし福山競馬へ移籍、その後福山競馬の廃止に伴い川崎に移籍するも、高知に復帰。南関東時代には相性がよく、いい時に人気馬を飛ばしてくれた思いでがあるが、ここは信頼。
→見事、佐原騎手2着を確保。中央馬ながら人気薄の岩田騎手を連れてきてくれて高知にしては高配当!ひと安心してメインを迎えられる。

まずはパドックでニシケンモノノフの勇姿を。





落ち着いていていい。単勝1.6倍だが、せっかくここまで応援に来た以上張らない訳にはいかない。単勝1万円、三連複・三連単を買い足し、このレースだけでこの日の掛け金の半額近く掛けた大勝負。

好スタートから逃げの手、勝ったなと思って見ていたものの直線伸びず😢 これも競馬仕方ない。それに夜は長い。一杯やって気を取り直す。

最近では日本ダービーデーや有馬記念デーがメイン後に複数レースがある開催が中央でもあり、地方だと東京大賞典デーはメイン後に3レースほどあるが、メインの後に過半数レースが残っているのは経験がない。しかもかなり大きな負けの取り戻しを図る後半戦。なかなかのスタミナが必要だ。




とりあえず先程の地鶏の店でササミカツを。やっぱり競馬場は揚げ物。


さらにネットで評判だったイカ焼き。たしかにこのたれの味は酒🍺が進む。

これで鋭気を養い、いざ後半戦。
しかし、なかなか的中が得られない。6レースから9レースまで、軸抜け、縦目、縦目、紐抜け1着3着とかするものの当たらない。



ずいぶん夜も更けてきたので改めておでんで一杯🍢

厚揚げとさつま揚げ、やっぱりまたこんにゃくのおまけ。後で聞いた話では、このこんにゃくは滑り止めらしく高知では一般的なんだとか。

続いての10レースはまた懐かしの再開が。チョウサンペガサス!もと川崎所属のスピード馬、川崎でレコードを連発しながらA級まで上り詰めた現11歳馬。元より高知は転入の条件が独特で他地区でかなり賞金を稼いでいても降級して転入できることがあるため、高齢の元実績馬の転入がよくある競馬場。とはいえ、まさかチョウサンペガサスにいまさら会えるとは!これは本命にせざるを得ない。

→見事快勝。この旅2度目の的中。



続く11レースはこれまた懐かしのカイロスくんが佐原騎手とのコンビで登場!この馬こそ、大井で人気を背負って飛んでくれたおかげで一儲けさせてくれた馬。3歳時に福山から佐原騎手とともに南関東に移籍していた馬。これは買うしかない。

→柳の下に2匹目のどじょうはおりませんでした。高知初当たりを佐原騎手で、2勝目を元南関馬で、今度はその2つが重なってたんだけど、競馬はそんな単純ではないか。

いよいよ最終。高知名物「一発逆転ファイナルレース」。誤解を恐れず言えば"駄馬寄せ集めレース"。前走勝ち馬集めたレースは東海地区の○級チャンピオンというレースや地方開催の騎手招待レースなどでよくある話だが、近走不振馬ばかりを集めるとはある意味アイデア。必然的に予想は絞りにくく配当も高くなりやすい。最終レースにはもってこいの番組だ。

そんな特性を考慮して中穴の2頭を見出だした。4番人気バトルキャンデーと5番人気アーユーカトレア、どちらも先行力がありこのメンバーに入れば逃げまであり得る。2頭の馬連を集めに購入、その後悩んで騎手の信頼感からアーユーカトレアの単勝と三連単でいざ勝負。



ゲートもライトアップされ見やすい。レースタイトルがゲートに表示されるのも画期的。距離も紛れやすい1300m。

→見つけたものの2番手評価にしたバトルキャンデーが快勝、惜しいと言えば惜しい、詰めが甘いといえば甘い。一瞬夢見たけど儚く散った。




高知は独自の馬券販売システムのため換金を他場でするには、友人窓口時間をかける必要がある為、換金して帰りのバスへ(メインで張りすぎなければ儲け出たっぽいな)。

明るいうちから参戦して、メインが5レースというのはさすがに疲れるな。

11戦2勝 回収率52.7%(惨敗)
競馬場での飲食(合計2,200円)
ビール400円×3
はちきん地鶏蒲鉾トーフ200円
地鶏チキンカツ200円
おでん(牛すじ・ちくわ・厚揚げ・さつま揚げ)100円×4
いかやき200円