24年前は大昔だと思いますか? | るまてく

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どうも、だるまです。

今日はこの2年ほどで考え方ががらりと変わった点について書きます。

 

はい、タイトル通り、「24年前は大昔だと思いますか?」です。

今年は2022年、24年前は1998年と聞いて、「最近じゃん!」と思う人もいるでしょう。

でも生まれた子供で考えてみてください。

1998年に生まれた子なら成人して、ストレートで大学院卒業している可能性もあるわけです。

18歳から働いていたら、もう一家の長になっている可能性もありますね。

 

さぁ24年前に何があったか、ちょこっとご紹介しますね。

 

・冬季長野オリンピック開催

・映画「タイタニック」ブーム

・郵便番号7桁化

・和歌山毒物カレー事件発生

・Windows98発売

・だっちゅーの

 

さあどうですか。古いですか?どうですか??

はい、古いですよね。

 

Windowsは今やWindows11ですね。

呼び方すら変わっています。

Windows98は当時、最先端(とまではいかなくとも画期的)だったわけです。

 

なぜこんな話をするかというと、

多くの日本語学校、日本語教師養成講座で使われている教科書、

 

かの有名な、

 

みんなの日本語

 

 

 

が1998年に出版された本だからです。

 

日本語教師を目指している方、今日本語教師として活躍されている方、

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

この本がいい悪い、ということではありません。

ただ、24年も前に出版された(改訂されたとはいえ)本を、いつまであがめたてまつってるんだろう?という疑問があるのです。

 

始めに書いた通り、この2年ほどでこの考え方になりました。

それまでは妄信的に「え、初級?みんにちでしょ?」と思っていたんですね。おそろしいことに。

初級者をあまり担当していなかったことも理由かもしれませんが、私自身が止まっていたんですね。

 

24年も前のものを、Windowsでいえば、Windows98が一番いい!工夫すれば使えるから!!って言っていたわけですよ。

 

みんなの日本語は

翻訳も多いし、手引きもあるし、問題集、イラスト集、ネット上に公開されている大量の教案と、至れり尽くせりのように感じます。

でも、見方を変えれば、それがないと教えられない教科書ということです。

 

いろどりまるごとをみたことはありますか??

 

 

始めは「え?どうやって教えるの?語彙導入は?語彙コントロールは?文法説明は?」となるでしょう。

でも文法説明して、文法が上手になりますか?実際の経験ではどうですか??

 

本が変わると授業準備が大変?

それは教師が楽をしたいために、学習者が損をしてもいいということですか?

ちなみにこんな意見があります。

 

 

 

ほかにもたくさんの声があります。

気になる方はTwitterで「#まるごと日記」で検索してみてください。(クリックしても見られます)そんなに簡単には変えられないよ~という環境の人もたくさんいらっしゃいますよね。

 

ただフリーランスでされている方で、みん日にこだわる理由は何でしょうか。

有名だから?他教材が多いから?自分が慣れているから?学習者の要望ですか?

その学習者はなぜその本を選んだのでしょうか。有名だから?先生がおすすめしたから?

 

24年前のWindows98にもいいところはあります。

が、今の時代には厳しい戦いになることは想像できますよね?

 

24年前に出版されたみんなの日本語もいい本ですよ。翻訳本多いですし。

が、スマホが当然の今の時代には、どうでしょうか?

 

翻訳本だけ使ってるという話も聞いたことがあります。

文法オタクのような方には一冊持っておいてもらうと、いいかもしれませんね。

 

成長し続ける教師を目指したいものです。

 

では。