前夜、必要以上に飲み食いした分のツケを払いに、ひさしぶりにK社ラグビー部のグラウンドへ。
最初のアップだけで息が上がっていましたが、なんとか練習を完走。
立派です。
特に面白かったのは、最後にやった15人での合わせでした。
我々の時代には、基本的にフォワードはポイントに集まってボールを奪取し、そこから出したボールは、スクラムハーフからスタンドオフに行くのが通常でした。
特に、私の所属していたクラブは、なにしろ敵よりも多く走ってボールを繋ぎまくるラグビーをしていました。
ですから、最近はどのチームでも判で押したように繰り返す、ポイントから1、2度フォワードを当てる、あの9シェイプとかいう戦術がどうも受け入れ難い感じで見ていたのです。
久しぶりに来た、K社のおじさん達も、時代に乗り遅れまいと、この攻撃を練習しているのです。
敵がいるところにガツガツ当たりに行くのは嫌ですよ。
痛いし。
でも、相手がいない合わせであれば、結構これが気持ちがいいのです。
あの辺でポイントが出来るなあと読み、効率的に走り、ハーフがボールを持つや否や、
「ここに来い!」
とかなんとか言って走り込むのは痛快なのです。
また、私はいいところだけちょっと働いたフリをする嗅覚は優れているのです。
昔から。苦笑
練習後、満開の桜の下で花見で一杯を挙行。
これが、また楽しい。
しかも会費は500円ポッキリです。
楽しく飲んでいるところに、私がこのチームに引っ張り込んだAさんがひとりの若者を連れて来ました。
息子?
ここの長男は、かつてうちのクラブでラグビーをしてくれた時期がありました。
でもこんな顔だっけなあ。。。
えっ、Tなの?
Aさんと私達が、コーチの真似事をやっていた川越ラグビースクール時代。
息子と一緒にグラウンドを走っていた、あの小さかったTが立派な青年となって私の眼前に現れたのです。
「なんだよー、あの脚をクロスさせて練習を嫌がっていた、あのTかよー」
小学校以来だから、もう20年近い歳月が流れたってことなんですねー
これは、嬉しい邂逅だったなあー
彼は、今や立派なエンジニア。
でも今の君があるのは、あの頃、嫌々河川敷のグラウンドに来て、仲間達と楕円球を追った経験があるからなんだぞ!
面倒な酔っぱらいは、そんなことを言ってしまうのでした。