春分の日は、朝7時に開店する頃にはいつも行列が出来ている近所の和菓子屋で牡丹餅や桜餅などを購入。
そこで買った赤飯などをテレビの前にセットしてその時を待ちます。
子供の頃は野球少年だった私も、讀賣に自分のスポーツ感を歪められたという事実を知ってから、その愛は逆に憎悪に変わり、近年はちっとも野球を見ない体質になってしまっていました。
その私でも、今回のWBCは燃えました。
特に準決勝のメキシコ戦、そして決勝のアメリカ戦は、漫画のシナリオライターだってこんなベタなストーリーは書かないでしょうという展開でしたよね。
その準決勝の日は、仕事を休めたので久しぶりに野球というものを1回から9回まで見てしまいました。
日本で三冠王を獲った男を最後まで信じ切った指揮官に感動しました。
感動のゲームの余韻を引きずりながら、中学の同級生が営む酒屋に行き、
「今日はあんこう鍋パーティなんだよ。それに合う酒はないかね?」
と尋ねると、
「じゃあ、これなんかいいんじゃないかなあ・・・」
と言いながら茨城県大洗の酒『月の井 純米酒 火入れ 一番搾りたる酒』という新酒を薦めてくれました。
そうか、あんこうだから茨城の酒が合うってことなんだね。
なにしろ全幅の信頼を置くYの言うことなら、他のどんな酒だって「じゃあそれ!」って言いますけどね。
その一升瓶や牡丹餅などを担いで、吉祥寺までウォーキング。
井の頭線で渋谷に行ったところで、待ち合わせていたSと合流して、今度は田園都市線で初めていく田奈駅へ。
この日は、昨年、富士見市の第九を歌ったメンバーの他、若い2人をゲストに迎えてN夫妻があんこう鍋パーティを開催してくれると言うのです。
着いてみて思いました。
埼玉県の鶴瀬で歌の練習をして、その後必要以上に飲んでからここまで帰って来ていたとは・・・
真面目というか、なんとしてでも飲みたいという執念というか・・・
いずれにしても遠いところでした。
参加者は、全部で7人。
ワイワイいいながらあんこう鍋をつつき、ビールから始まってワイン、日本酒、ジンなどがぶ飲み。
15時から始まった宴は20時か21時か22時くらいまで続きました。
よく覚えていません。汗
またいつか別の企画で楽しみましょうねといいつつ散会。
田奈から渋谷、高田馬場を経由して帰宅しました。
よく帰宅できたよなあと自分でも感心する程この日は飲んでいたのです。
あっ、そうだ。
この日、私が訳あり連れて行ったSは、ちゃんと帰れたのかな?
同じ方向に帰ったNさんも心配していました。
翌々日、彼に確認しました。
「ちゃんと帰れたのかよ?
Nさんが東上線まで一緒で、あの人が降りた駅から二駅くらいなんだから、さすがにちゃんと降りたんだろ?」
「ええ、あのー、目が覚めたら若葉で」
「若葉って坂戸だろ?寝過ごしたんだ」
「ええ、電車降りてみたら、その降りた電車は上りだったんです。」
「えっ!じゃあ、森林公園まで行って帰って来たんだ!」
「そういうことになりますよね…」
あのねえ、いくらWBCで感動したからって、ヌートバーのお母さんの郷里まで行ってくることはなかったんじゃない?(笑)