赤倉ツアー最終日。
晴れたいた前日と違い、すこしみぞれのようなものが降っており、山も見えていません。
せっかく雪山に来たのに、一度も滑らないで帰っていいのか?
という思いが去来します。
朝ご飯は、オーナーシェフの太が優しい味のお雑煮を作ってくれました。
どうやら余った野菜を綺麗に使いきるためにチョイスしたメニューのようですが、二日酔いの私の胃袋には実にいい感じに染み渡ります。
食べて食器を片付けて、みんながそろそろ着替え始めた頃に決意しました。
やっぱりスキーはやーめた!と。
天気も良くないですしね。
だったら晴れていた前日にやっておけよってことでしょうが、つまりあまりやる気にならないってことですね。
太があれやこれや片付けを始めたので、怠慢な私としても掃除機をかけたりのお手伝いを。
掃除のあとには、最後のお風呂へ。
太と語らいながら汗を流し、
と言っても汗をかくほど働いてはいませんが…
風呂から上がって、ビールのおまけでもらったタオルマフラーをそれらしく壁に貼り付けたのが、ここでした私の唯一のお仕事かもしれません。
ゲレンデに出た連中も、ガスが酷かったと言いながら昼前には戻ってきました。
水抜きなどの最終チェックをして解散。
金沢へ帰るラグビー仲間のTは、3日間で出たそれなりの分量のごみを車に積んでくれます。
いつでもどこでもよく働く男です。
よく働くだけに、飲むとすぐにこうなっちゃうんでしょうかね。
長野に戻るT夫妻と別れ、私の愛車である動く応接間も東京に向かって始動します。
いい休養をさせていただきました。
そして、オリンピックみたいな国民的行事は、やはりみんなで観たほうが楽しいということを思い出しました。
2019年のラグビーワールドカップみたいなことは、もう経験することは出来ないのでしょうか?
帰路もまた小布施で昼食をいただき、藤岡でソフトクリーム休憩をして、そこそこの渋滞を耐えて練馬インターへ。
同行者3人を石神井公園で降ろし、太と2人だけになったところで向かったのは『大衆鉄板ヒナタ』
そこで、最近近所に引っ越してきたラグビー仲間のKが奥さんの誕生会をやっているという連絡を受けていたからです。
もちろんオーナーシェフとして3日間働いた太と250キロ余りの長距離運転をしてきた私への慰労会と言う意味もあります。
18時にヒナタへ着いたものの、我が街の人気店は満席で入れず。
一度、立ち飲み『shippo』でクラフトビールなどをいただいていると、ヒナタのチャーミングな奥さんSちゃんから、
「空きましたよー」
とのお電話をいただき入店が叶いました。
夫婦と娘さんの3人で飲んでいたKファミリーの近くのカウンターがちゃんと用意されてあるところがSちゃんの優れているところです。
娘のYちゃんに、
「悔しかったら還暦になっても、こんな風にバカみたいな付き合いを続けられる友人を作ってみな!」
と酔っ払いは語りかけています。
まあ、私のことですが・・・
しかも、彼女はちっとも悔しくなんかないとも思いますが・・・
ローソクは立っていないけれど、まるでバースデーケーキのように美しいヒナタのオムそばでパチリ!
赤倉スキースノボツアー2022 からのさっちゃんの誕生会ツアー 完