先日、神戸の新開地で一緒に飲んだSからLINEが来ていました。
「13日のこと覚えてますか?」と。
なにそれ。
知らない。
Sが東京出張に来るということで、同期の数人が集まるから、そこに私も混ぜてもらうことになっていたそうな。
知らなかったあ。
アルコールは怖いですね。
とりあえず集合したのは、アイリッシュパブである『ダブリナーズ』
久しぶりに来てみたら、システムが変わってキャッシュオンデリバリー方式になっていました。
まあ、これはこれでいいかもしれません。
キルケニーで口開け、そしてギネスへ。
保守的な私は、ここではいつもそんなパターンです。
集まったのは6人。
みんな違うところで違う仕事をしています。
それを繋げているのは、学生時代に、同じクラブで楕円球を追った経験があるということだけ。
先日、新開地で飲んだ時に、一緒に来てくれたSの奥さんも、この辺のメンバーとなら楽しく飲めるけれど、会社絡みの酒席は苦手だと言っているそうな。
利害関係のない、そして昔の雰囲気がそのまま凍結保存されているような我々の関係を、S夫人も気に入ってくれていることが嬉しい。
じゃあ、河岸を変えましょうということになり、私が選定したのは『犀門(サイモン)』
いつもB級なところばっかり行っている私が、意外な雰囲気の店を選んだことをみんな驚いています。
居酒屋研究科を自負する私を舐めてはいけませんよ。
いつも集まればバカ言っている私たちも、いつの間にやらアラ還の域に達してしまったんですもんね。
話題は、昔のことが少々、あとは現在自分が置かれている状況、そしてこれからのこと。
こんなことも、利害のないそしてストレートに意見を言ってくれるこんな仲間たちだからこそ、話しても、そしてひとの意見を聴いても素直に頷いたり出来るのかもしれません。
意外に早く解散となるあたりも、我々が老域に入ってきたことの証拠なのかもしれません。
バカ騒ぎするわけでなく、じんわりと語らう。
うん、しみじみといい夜でした。