最近はテレビドラマを見なくなりました。
ちょっと異常なシチュエーションだったり、一歩間違うと猟奇的だったり。
それに、自分が齢をとったからかもしれませんが、俳優が軽くなったような気もして。
そんな中、NHKの『半径5メートル』というドラマが面白いと聞いて見てみたところ確かに面白かった。
しかも主演の芳根京子さんが可憐だし。
そんなことを言っていたら、その芳根京子さんも出ている『コントが始まる』が面白いですよと紹介されました。
私は、落語は好きですが、昨今のお笑い、つまり漫才とかコントとかが苦手なんです。
それだけにタイトルにもろコントなんて書かれているドラマなんか見る気にもなれなかったのでした。
でもなあ、Mは、本も音楽もいつも私にいいものを紹介してくれるしなあ。
そもそも、このドラマを勧めてくれたのは、彼によって好きになってしまったあいみょんのLiveを観たあとだったのです。
甲府から帰宅後、我が家のハードディスクを見てみると、第3作以降が残っています。
まあ仕方ないと第3作そして、第4作を観てハマりました。
勧めてくれたMが言う通りの青春群像そのものだったからです。
妙な恋愛ドラマではなく、高校の同級生3人によって結成されたコントグループを軸に紡がれた物語でした。
そのコントグループ『マクベス』を取り巻く人たちがいい。
あっ、そうか。
このドラマも男はつらいよと同じで悪人が出てきません。
みんな真面目で、不器用で…
恋愛もありますが、それは高校時代からのものであり、またマクベスの熱烈なファンである有村架純さん演ずるところの中浜さんの妹とメンバーのひとり瞬太とのものである、その距離感がいいのでしょう。
10年間売れなくて、いよいよ解散に向けての時系列を追うドラマ。
解散ライブ後は、家業を継ぐもの、そして旅に出る者。
ひとり身の振り方の決まらない春斗が、いつも3人で行っていたファミレスに行き、そこのウェイトレス中浜さんとバイトのあとに公園で語らうシーンが秀逸でした。
同じ長椅子に座らずに、少し離れた別のベンチに腰掛ける、芸人とファンの距離感が切ない。
そして、このドラマのあとに長く続くであろう若者たちの人生を示唆するようなラストシーン。
上質な映画を観させてもらった気分でした。
嗚呼、青春!
