寒さ厳しき中、夜のウォーキングへ。
寒いだけに石神井公園など水のあるところへは足が向きません。
なんとなく吉祥寺方面へ。
さあそろそろ街へ入ろうかというあたりで、おそらくレストランかどこかへ段ボールに入った食材を運んでいる女性が、なにかのふたを落としたんです。
私は、さっとそれを拾ってあげました。
「ありがとうございます」
彼女は、笑顔でそう言ってくれましたが、後から考えると、果物か何かが入った箱のふたです。
このご時世、得体のしれない奴が、それを素手で触ってよかったのかということを考えてしまいます。
嫌な世の中ですねえ。
さらに歩を進めたところでGAPにセールの貼り紙が。
買い物に来たわけではありません。
でもなんとなく見ていたら、なんとなく欲しくなって。
部屋には捨てようかなあと思う洋服がうずたかく積みあがっています。
洋服なんかいらないんだ。
買うことはないんだ。
場所ふさぎになるにきまっているんだ。
帰路、私の手にはGAPの紙袋が。
嗚呼。
家の近くまで来て、この冬はみかんを食べていないことに気づき、スーパーで一袋購入して帰宅。
テレビを見ながらみかんを食べていると、息子が部屋から出てきました。
「みかんあるよ!」
そう言うと、奴は苦笑いしながら大きな紙袋を差し出しました。
「今日、お客さんにみかんもらった」
そこには、私が買ってきた5倍ものみかんが・・・
嗚呼。