「道楽者さん、20日で退職するんだったらコヨンジョンに行かない?」
韓国通のMさんから、そう誘われました。
コヨンジョン、漢字で書くと高延戦と書きます。
韓国の名門大学である高麗大と延世大との対抗戦。
日本の早慶戦みたいなもののようです。
ですから、慶応の皆さんは慶早戦と言うように、延世大から見ると延高戦、ヨンゴジョンと呼ぶようです。
興味があるか?と問われれば、正直、そんなにあるわけでもありません。
でも初めての韓国旅行を留学経験もあるMさんと行けるのはきっと面白いだろうと思い、連れて行ってもらうことに。
久しぶりの海外旅行です。
羽田空港に着いてすぐに愛する吉野家へ。
しかし、この牛丼一杯をあとで後悔することになります。
ソウルまでは、たったの2時間ちょっと。
まさか機内食が出てくるなんて思わなかったのです。
それが、ちゃんとこんなものが提供されちゃったんです。
コチュジャンのチューブが嬉しい。
金浦空港に着陸し、入国手続きが激混みで1時間余り。
両替をしてから地下鉄で市内へ。
Mさんが予約してくれていたのは、隠微な街にあるどう見ても連れ込み宿。
まあ、これもこれでいいってことにしましょう!
お安いですしね。
荷物を置いて東大門方面に向けてお散歩を。
当たり前ですが、看板はハングルだらけ。
無学な私には、何が何だかわかりません。
街には活気が溢れています。
専門店が立ち並ぶ感じは、子供の頃、洋品店を営んでいた親父に連れていってもらった日本橋横山町や馬喰町を彷彿としました。
焼き魚ばかりのお店が並ぶ道や、犬肉のお店など、Mさんはどこに連れて行ってくれるのか戦々恐々としていましたが、初日の夜は私の第一印象を尊重してもらい、チョンロ3街のカルメギサル店へ。
豚の横隔膜を焼いて食べるということですが、それよりなにより人の数と喧騒に圧倒された感じでした。
初ソウルツアーは続く…