箱男

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タイトルから、なんとなしに、田口トモロヲさんの「鉄男」に近い匂いを嗅ぎ取り、観ることに。

 

嗚呼、なんてヤバいのだろう。

 

冒頭の引き込み方、えぐいですね。

 

そして、僕の悪い癖、シークバーを見てしまう。

 

これ、2時間保つ!?

 

そんな邪な心配をしてしまう。

 

自分が付いて行けるのか、引き込まれながらも不安になる。

 

そんな矢先にあの言葉「箱男を意識するものは・・・」

 

うげげげげ!!!

 

台湾映画の「呪詛」みたいなヤツじゃないだろうな!?

 

と、警戒。

 

これ、小説原作なんですよね。

 

先に小説を読むって手もあったなと、少し後悔。

 

だってこれ、想像力勝負だから。

 

もしも、自分の想像力が追い付かなかったら、映画に逃げ込むという手もあった。

 

いや、これは想像の方が危険だ。

 

映像化不可能が挑んだ、限界の映像。

 

人の想像力は無限。

 

ただ、作れるものには、必ず限界がある。

 

そこがとてもいいのだけども。

 

本で読んでいたら、確実にグロッギーになっていただろう。

 

映像だからこそ、安全圏から、それこそ、箱の中から観ることが出来たのかもしれない。

 

ん?

 

箱の中から??

 

箱男を意識するものは箱男になる―

 

完了