「よーし、今週はサスペンスを観まくるぞ!!」
とか、思っていたのですが、一回休憩挟ませてください。
脳の特殊な部位が疲れますよね、サスペンスって。
やっぱ連続では観られないような気がします。
この作品は、序盤からテンポもよく、痛快で、ドキドキできて、すごく良質なエンターテイメントでした。
サスペンス週間の中(本作は、サスペンスじゃないけど)で、実はこの作品が一番長いんですが、一番あっという間でした。
現在と、過去のスタート地点のカットバックもすごくよかったです。
あと、意外とすぐばれちゃうってところも。
あ、このまま順調にはいかないんだ!って思うと、次の展開がめちゃくちゃ気になりだしますよね。
で、さらには、冒頭のカットバックのネタバラシのタイミングも秀逸。
そうなってくると、結末って・・・?
という。
それを、物語のど真ん中に持ってくるのは、完全に計算だもんなぁ・・・。
参ったなぁ。
すごいなぁ。
天才を扱う作品って、ただただ主役が格好いいものが多かったりしますが、主人公たちを学生にしたのもいいのかもしれませんね。
障害も多い。
お金もない。
世界も狭い。
いくら頭がよくったって、何でも上手く行くわけじゃない。
これが、大人だったら、めっちゃうまく行ったかもしれない。
それも、巧みだなぁと思いました。
で、次から次へと起こる問題。
誰も余裕がない。
ハラハラします。
いやぁ、しかも、パット。
君がそうなったか。
というラスト。
すごくショックでした。
あれ?
これ、心理サスペンスものじゃない?
コメディだと思って見始めたけど。
ここ最近で、一番のお気に入りになりました。
https://www.quartet-online.net/ticket/release20