凄いタイトルですよね。

 

ながいし。

 

以前からずっと気になっていたのですが、ようやくタイミングが巡ってきて。

 

アニメ映画も公開されましたね。

 

今の時代の人達(そう言う言い方あんまりしたくないけど)って、「待ってられない」みたいなこと言われてませんか?

 

倍速視聴とか、タイパを重視しているみたいな。

 

だから、結構手っ取り早いコンテンツも多いと思います。

 

だけど、その反面、こういう「ストーリーが大きく動き出すまで、しばらく時間がかかる」作品も多いと思います。

 

まぁ、考察が好きな人が多いからなのかもしれないけど。

 

新刊が出るまでに、ひたすら考察で盛り上がって、新刊で確認して「そう来たか!」と盛り上がる。

 

だけど、大きな謎を隠しつつ、言ってみれば単調・退屈とも言える日常パートを繰り広げるっていうのは、ものすごくテクニックが必要だと思います。

 

下手すりゃ、飽きちゃうから。

 

だから、ちょっとした違和感を織り交ぜながら展開していくんだろうけど。

 

ベテラン作家だったら、「この人は何かやる人だから」って読者からの信頼があるから、そのあたりのことはやりやすいでしょう。

 

でも、例えば超新人の人がそれをやった場合。

 

本当はもんのすごいラストが待ち受けているのに、コンテストとかだと審査員は果たして最後まで読んでくれるんでしょうか?

 

って言うか、あまりに退屈だと最初の伏線だって見逃しちゃうよね。

 

この作品は、そのあたりが本当に絶妙です。

 

って言うか「日常」すら面白い。

 

個性的なキャラ、独特の視点。

 

今、ちょうど物語が大きく動き出すところまで読み進めています。

 

これから、どうなっちゃうの!?

 

完了