昔「生き方を変えろ」と俳優に言った演出家がいました。
僕はそれを聞いて結構ショックを受けました。
だって、そこまで言われる筋合いはないじゃないか。
と、思ったから。
だけど、演出家真意は違いました。
俳優の「それ、いつも言われちゃうんですよね」が引き金だったから。
あぁ、そうか。
この人は「いつも言われる」ことをまったく改善せずに生きてきたのか。
そりゃ叱られるわ。
変えてこなかったこと、それを平然と言ってのけること。
生き方を変えなければいけないですよね。
言い訳をしながら生きていくことよりも、とっとと変わっちゃったほうが手っ取り早いと思うのです。
しかも、演出家の言っていたことも実現不能なことじゃないんですよ。
「声が小さい」とか「動きが汚い」とか「表情が見えない」とか。
大きい声を出せばいいし、研究すればいいし、ヘアバンドをすればいいし。
それをやってこなかったわけだから・・・。
「髪質がうんたらかんたらで、髪の毛がすぐ前にかかって来ちゃうんですよ~」ではない。
それで、許してもらえるはずがない。
もちろん自分が気づいていないこともある。
だから、まったく別の現場で、2人にで同じことを言われたら、それは「いつも言われること」予備軍。
3現場めで言われないように気を付けていった方が良いはず。