普段漫画を買うときは、とりあえず1巻だけ買って、その後読み進めるのか決めるのですが、何故か今回は先に5巻まで買っておりました。
だけども大正解。
久しぶりに、誰かの成長物語で胸が熱くなりました。
鼻もツンとしました。
落語をテーマにした名作は数多くあります。
だけど、「落語」を扱いきれなかった作品もその10倍はあったと思います。
また、落語は、我々俳優が避けては通れない「学び」でもあります。
これが、週刊少年ジャンプで読めるのですね。
今の時代は、本当に「ストーリー性」の時代だと思います。
誰しもが、手軽に上質なストーリーに出会える。
それが、小説だったり漫画だったり。
それを「演じる人」が入るまでもなく、大きな感動を生む。
卵が先か、鶏が先か。
昔から、結構論じられてきたことですが、本と役者、どっちが大事か。
本がイマイチでも役者の力で面白くなるもの。
役者がイマイチでも、本が面白いもの。
僕は、今の時代は、ちょっと役者が押されている気がします。
素晴らしいストーリーを書く人が増えている。
じゃあ、我々はそれを演じられる準備ができているのか?
あかねを実写化した場合、誰が演じれば納得してもらえるのか。
いつも思います。
ヘラヘラ・チャラチャラして、「見た目」という財産を食いつぶしている場合じゃない。
いつまで、その演技力で舞台に立ち続けるのだお前は?
応援してくれている人のためにも、僕らは進化を続けていかなければならない。
改めて、大切なことを再認識させてもらった気がします。