説明できないこと。
よく理解できないこと。
それを、面白いと言うことで通ぶることは、嫌いです。
また、そうやって、中身のない難解っ「ぽい」作品を作る人も。
本当の意味で、大衆に「よく分からないけど面白かった」と言われるかどうかの差は、ちゃんと【作家の表現したいものが表現されているか】にあるのかもしれません。
自分の作品がどんな作品か、1行で説明できる
ことは、作家のマナーと言われています。
読者には難解でも、ちゃんと作家にはこのログラインがある。
この作品には、それを、とても強く感じました。
だからこそ、こちらから、どんどん想像する。
キャラクターたちの感情を、ひとつも取りこぼしたくないから。
自分のアンテナの感度を最大にして。
それが「恋愛漫画誌を揺るがす、予測不能(クレイジー)ラブストーリー」なんだなぁと思います。
と、うだうだ書きましたが、出来ることなら、全巻読み終わったうえで、本作を判断してほしい。
どんどん「それ」はエスカレートするから。
だからね、全部読み終えた上で「合わない」というリスクもあるんです💦
だけど、1~2巻では、判断できないと思うのです。
1~2巻が好きでも、3巻からの展開についていけないかもしれない。
その逆もある。
あのラストは、「作者が僕らのところまで降りてきた」ようにも見えました。
自分はちゃんとやりたいことを表現したから、ラストは我々もちゃんと腑に落ちさせてもらったみたいな。