街に貼られているポスター。

 

センスのいい標語が並んでいますよね。

 

ただ。

 

ただね。

 

標語にセンスって必要なんでしょうか?

 

つい最近見たのが「リードは心の距離」という標語。

 

これは、ペットのリードが長すぎることで、犬が苦手な人が怖い思いをしたり、怪我をする人がいたりということを問題視した、啓蒙ポスターだと思うのです。

 

短い言葉でまとめられて、素晴らしいなと思いました。

 

でもね、そもそもリードを長くして、人に迷惑をかけていることに気が付けない人に、この標語の意味が分かるのでしょうか?

 

「歩きスマホはダメ!」というポスターは、歩きスマホしていたら見れません。

 

となると、毎年子供たちに素敵な標語を考えさせて、表彰して貼りだしている行為。

 

これが、なんか、優雅な人たちのお戯れとして形骸化してしまっていくように思えて悲しいのです。

 

歌会ってわけじゃない。

 

もちろん、効果はめっちゃあると思うのです。

 

「これはよくない」「みんなできをつけよう」ということが広まれば、やはりバットマナーピープルは居場所を追われるわけで、改善を余儀なくされるわけです。

 

自転車置き場では自転車を降りましょう。

 

と、貼ってあるにもかかわらず、自転車を降りない人が多すぎて、僕はよくイライラしています。

 

先日自転車を盗まれて、よりイライラしましたが・・・。

 

これ、貼ったからいいよねじゃなくて、人が立つだけでも全然違うわけです。

 

もちろんね、予算もかかる。

 

なんで、そんなバットマナーピープルの為に、迷惑をかけられている側がお金を出さなきゃいけないんだと。

 

でも、そうしていくしかないのです。

 

「この標語にはこういう意味があるんだよ」と説明してやらにゃ。

 

だから、「ダメ、絶対!」は本当に分かりやすくていいなと思います。

 

これを理解できない人は限りなくゼロに近いから。

 

だからこそ、「ダメ、絶対!って言ったよね?悪いことだって分かってたよね?」と言えるわけです。

 

見せしめとか、懲らしめてやろうと言うことではなくて、「こうだから危険」「こうだからよくない」という説明は、しなければならない。

 

センスのある、あなたたちと同じ土俵では考えてはいけない。

 

本当に効く、センセーショナルな標語を僕は求めていますが、世の中が許さないだろうなとも思います。

 

完了