いやもうほんとに・・・。
ワカンダ・フォーエバー!!
ですよ。
この作品が、この脚本にならざるを得なかった経緯はあまりに悲しいけど、一人の俳優を失ったことに対して、映画業界が出した答えがこの作品と、アカデミー賞なんだなと思いました。
逆手に取るとかそういうことじゃなくて、純粋に彼の為に丁寧に作られた作品のように思えました。
また、この作品を「喪失」「追悼」の物語にしなかったのも素晴らしかったと思います。
もちろん、彼らの使命は戦うことなのだけど、先代の死を理由にしなかったというか、しっかり自分で背負って、引き継いでいく。
そんな意思を強く感じました。
ラストに丁寧にお別れの時間を作ったのも。
このシリーズが、チャドウィック・ボーズマンという俳優が、どれだけ愛されていたかが分かります。
映画のようで、映画に感じられない。
何かのカテゴライズに当てはめることのできない作品でした。