4月下旬には、令和版が公開されるそうで・・・ふと、昭和版を観た。
という話です。
よく、「あの頃はよかった」とかっていう話になりますが、別にこの時代もこれが「普通」だったわけではないと思います。
今よりも、もちろん怪我のリスク等は高かっただろうし、タレント以外の人をテレビに出すというハードルも低かった。
テレビの気概で言ったら、確かに昔の方があったんだと思います。
言ってみれば、今よりもうるさく騒ぐひとがいないから。
いたにはいたんだろうけど、そういう人の声が聞こえにくかった。
いまは、なかなか無視できなくなってしまっています。
声の大きい人の意見が、いつのまにか「世論」のように見えてしまうから。
スポンサーも視聴者の声とあっては、気にしないわけにはいかない。
もちろん、【本当は一部の人が騒いでいるだけ】ってことは、聡明なスポンサーであれば、分かっているのでしょうが、不確かな(と、いうか間違った)情報を鵜呑みにしてしまう人は多いわけです。
まして、テレビでCMを打つ企業のほとんどは、誰もが手に入れやすく、必要不可欠なものを扱っている場合が多いです。
そうなると、「ちゃんと情報を精査できる人」だけに商品を売ればいいってわけじゃない。
そのうえ、残念ながら「不確かな情報を鵜呑みにする人」は、半数以上はいます。
そっちの方が大多数なんです。
そうなると、やっぱり弱気にならざるを得ない。
僕の大好きなドラマ「女王の教室」は、全スポンサーが提供クレジットを表示しないということがあったそうです。
だけど、それでも制作を続け、瞬間最高視聴率31.2%を記録したという、執念。
これぞ!
とも思ってしまいます。