本格的にミュージカルをはじめて、2年。

 

先輩後輩関係なく、色々な人に「どうやって歌が上手くなったんですか?」と質問しまくってきました。

 

中でも印象的だったのが、坂元健児さんの「カラオケで上手くなった」というお話と、内藤大希くんの「自分の声帯と向き合う」という言葉。

 

これは、ほぼ同義なんだなぁと思うようになりました。

 

中には「ノリ」という人もいたり。

 

文字にするとあまりにチャラく感じてしまうので、アドバイスをくれた方の名前は伏せますが(笑)

 

ただ、この「ノリ」っていうのもとっても大切だなと思いました。

 

「SMOE」の千秋楽に菅野こうめいさんに頂いた、「自分の歌い方を見つけて欲しい」という言葉は、ずっと僕の中に残っていますし、今でも探し続けています。

 

正直、「SMOKE」終演までの道のりはとても苦しかったです。

 

歌が好きになれませんでした。

 

少しでも周囲に追いつかなければならない。

 

上手く歌えない。

 

ミュージカルのお客さんが怖い。(勝手な恐怖心)

 

そんなことしか考えていなかった。

 

仕事だから。

 

だけど、あれからしばらく経って、少し冷静に、しかも歌からほんの少し離れて、それでもまたミュージカルに呼んでもらえて、しかも初めての団体さん。

 

歌との向き合い方を1歩前進させるときがきたのかもしれません。

 

もうちょっと、「ノリ」で楽しんでやってみよう。

 

そのうえで、自分の声帯と向き合う。

 

色々と変わってきた気がします。

 

歌を覚えるときに「楽譜欲しいな」って思うようになったり、書き込むことも増えたり。

 

今までは覚えるだけで精いっぱいだった、歌詞やメロディの分析に少しだけ時間を裂けるようになったり。

 

小さな1歩ですが、前進している予感がしています。

 

 

最近Twitterに歌の動画上げるなぁって思ったでしょ?

 

そういうことなんですよ。

 

自分の歌い方、はるか遠くですが、見えてきた気がします。

 

完了