「げへへへへ・・・俺様はブッ殺したヤツの数だけ、タトゥーを掘っているのさ!」
みたいなキャラ、最近見ませんね。
オーディションに落ちた回数だけ、タトゥーを掘ったなら、僕はもう全身タトゥーをだらけになるところでしょう。
先日も、とてもやりたかった作品のオーディションに落ちました。
1次オーディション時の監督の言葉がとても印象的で、この監督の作品に出たいという気持ちは強かったものの、コールバックでは、新しい解釈に飲み込まれて、その役の気持ちを考えすぎて、自分の内面ばかり観察してしまい、冷静に「表現」することを忘れたのが敗因だと思っています。
カメラを、観客を忘れた。
それくらい、監督の言葉は、胸を打ちました。
だけど、落選の報せと一緒に届いた、コメントにも原因はそこだと書かれていました。
「あぁ、この役は自分だ」と思っていただけに、あまりのショックにその日は何もできませんでした。
未だにこんなに悔しがれるのかと思うほどに。
この年でまだこんなに経験不足なのかと、自己嫌悪に陥りました。
こんなにも大きなチャンスをくれた事務所にも申し訳なくて。
まだ、しばらく悔しさのフラッシュバックは続くでしょう。
朝も、早く目が覚めます。
悪い遊びもせず、お金も無駄遣いせず、真面目にコツコツやってきたつもりなんですけど、それでもまだ足りないのか・・・。
こりゃ、いよいよドロップアウトかなとも思いました。
僕の前には、大きな川があって、向こう岸での生活に憧れている。
けど、また向こう岸に行けなかったかと。
この川を渡る体力だって、どんどんなくなってくる。
今から間に合うのか?と。
「あのとき本気出して渡っておけばよかった」じゃないのよ。
ずっと本気だったの。
それでも渡れないの?
今年は、今まで出たことのない団体、ジャンルへの挑戦を掲げて、早速一つ目の挫折を味わっています。
うん。
苦労の年になりそうです。
そんな中、ふと聴いて、涙が流れた曲。
「アルジャーノンに花束を」は、大好きな小説です。
いつかとても追い付けない人に出会うのだろうか
いつかとても越えられない壁に竦むのだろうか
いつか貴方もそれを諦めてしまうのだろうか
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりと変わっていく
ゆっくりでいいのだろうか?
どうしてもまだ焦ってしまうけど。
先が見えないけど。
諦めなければ夢は叶う。
努力を続ければ、挑戦を辞めなければ。
諦念とは真逆。
執念で生きてしまう。
でも、辞められない。
これからも、引き続き応援よろしくお願いします。