うーん・・・。

 

これは、観る価値はなかったかもなぁと思いました。

 

元々『問題作』と言われていましたし、キャッチーなプロモーションをやっていたけど・・・。

 

仮にこの作品が本当に、【人為的な完全性という幻想】にメスを入れることが目的なんだとしたら、別にこの撮り方しなくてもよかったんじゃないかなと思います。

 

もしかしたら、僕の感性がまだこの映画を理解できるレベルじゃないのかもしれません。

 

僕は自分のセンスに結構不安があります(笑)

 

幻覚を見る理由もイマイチわかんないしなぁ・・・。

 

「こんなものが潜んでいますよ」をやりたかったとしたら、あの不気味さがどこから湧いて出ているのかが結構不明瞭なんですよね。

 

人?空間?それともあそこにいる人たちの高揚感?

 

予算のこともあるから、まぁ、架空のテーマパークを作るのは難しかったのかもしれませんが、わざわざ無許可で撮って、パーク内じゃないシーンもけっこうあったりと・・・やっぱり「無許可で撮ったヤバい作品です!」みたいな売り方で観てもらおうとするには限界があるんじゃないかなと思いました。

 

ラストの30分をもっと序盤からやればよかったんじゃない?とも思いました。

 

あんなバカバカしいことやるなら。

 

他にも無許可で作られた作品は確かいっぱいある。

 

バンクシーとかもやってなかったっけ?

 

本当に言いたいことっていうのがちゃんとあるのかどうか、ってすごく大切だと思います。

 

もちろん、現代の作品は「説明しすぎている」という批判があったりもします。

 

説明しすぎず、観客の想像力に委ねる。

 

自分が作りたいものを作る。

 

ということも大切。

 

そう考えると、この作品は僕が作りたいものとは全く違う世界の作品なんだなと思いました。

 

ただ、そういう世界もある。

 

知っておくことは必要だと思いました。

 

もちろん、断ることもできるけど、これからどんな作品にキャスティングされるか分からない。

 

俳優として演じる上では、意味不明だったり、不完全燃焼な気持ちになっていても、大きな評価を得る作品もある。

 

ただ、この作品の企画書をもらったとして「許可はとってるんですよね?」って絶対確認するな、僕なら。

 

で、取ってないなら断る(笑)

 

完了

 

 

 

 

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