普通のジャケ買いとは違い、表紙に「イラっ」として買いました(笑)
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
この本は、実力主義の欺瞞を暴く本とのことで、ちょっと僕みたいに(自分で言うのもなんだけど)コツコツやってきた人間への挑戦状なんじゃないかと思い、結構な臨戦態勢で肩ぶんぶん回して読み始めました。
この本の最大の発明は、「錯覚資産」という言葉を作ったことだと思いました。
まったく手あかのついていない表現は、やっぱり人の関心を引くわけです。
そして、こういった本って、一見「楽して能力を上げられる」風で、実際は結構な準備と努力がいるよというのが大体。
ほとんどの人が「なんだよ、言ってることと違うじゃないか!」と低いレビューをつけるんだけど、実際は結構楽して能力を上げられるものだと僕は思っています。
最初の一個の石を跨ぐのが億劫なだけで、まずその本の「世界観」とでも言いましょうか、言いたいことをざっくり理解して、その1個の「言いたいこと」を通して、いろんな角度から自分を説得しようとしているんだなぁこの本は、と思うと割とサクサク理解が進む気がします。
そして、もう一回そこから思考を広げると、その本が言いたいことが実は1つで、その1つを理解できると、あらゆる応用ができますよということが書かれているから、必然的に本には厚みが出るんだってことが分かると思います。
「で、結局どうすればいいの?」
っていうレビューがこういう本にはとっても多いです。
そこは自分で考える。
からこそ活かせるし、自分流にアレンジしないと活用できないんだと思います。
だから、いつでも半信半疑でいいし、できることだけやればいいと思っています。
本日もまた新たな考え方を吸収させて頂きました。
まなび。