実は、映画館で予告を見た当初から、「この映画は観ない」と決めていました。

 

なぜなら、僕はジョーカーが大好きだから。

 

バットマンシリーズは、恐らく全部観ているでしょう。

 

バットマンの宿敵であり、絶対的な悪のカリスマであるジョーカー。

 

そんなジョーカーに悲しい過去なんてあってほしくないと思っていたからです。

 

いつの頃からか、「悪役にも悲しい過去があった」みたいな脚本が流行りだし、今ではむしろ悪役の過去を描かない脚本は、中身がないも同じくらいの言われ方をする場合があります。

 

僕も作品によっては、描いたりしますが、基本的には「悪役の過去」には、観客の想像する余地があった方が「悪」として作品の中で存在感を放ってくれるんじゃないかと思っています。

 

ジョーカーにも同じことが言えます。

 

彼はとってもクレイジーだし、そこが魅力で、彼の悲哀を知ってしまったら、彼を可哀想と思ってしまったら、せっかくのジョーカーの恐怖、カリスマ性が僕の中で損なわれてしまうのではないかと思い、避けておりました。

 

だけども、蓋を開けてみたら、大フィーバー。

 

しかも、「超社会派」なんてレビューもある。

 

うん。

 

これは、食わず嫌いをしている場合じゃないぞ。

 

と思い、観ることにしました。

 

先に観ていた俳優の先輩からは「若い頃だったら、強烈な影響を受けていたかもしれない。自分が若いころに『時計仕掛けのオレンジ』を見たときのような。」と言われていたので、先に「時計仕掛けのオレンジ」を観たら、ちょっとキューブリック作品を連続で観たくなっちゃって、先ほどようやく動画を購入いたしました。

 

来年のハロウィン。

 

めちゃめちゃに影響されて、ジョーカーのコスプレしてたら笑ってください。

 

ファンイベントもいいなぁ。

 

階段あるし。

 

完了