答えは・・・
「美女と野獣」をやっと見てきました。
映像技術はどんどんと進化します。
どんなにきれいな映像を作ってもそれを活かすセンスがなければ意味がないと思うのですが、この作品は映像の美しさとそのセンスがとてつもなく素敵でした。
エンドロールの美麗さとセンスには、作品への愛がとても感じられましたし、キャラクター達の実在感をより一層引き立てる素晴らしい演出でした。
また、劇中曲のバランス。
「もうちょっと聴いていたい!」というところで終わってしまいますが、そのおかげで間延びせず、2時間20分の上映時間を長く感じずに済んだのではないでしょうか。
アニメ版の曲をリスペクトしつつ、新しいアレンジも活きているようでとっても好き。
僕自身、ファンタジックな役を演じることがとても多く、いつも実在感にこだわって演技をしています。
奇抜な衣装をコスプレに見せない工夫。
上っ面だけじゃなく、バックボーンやそのキャラクター独自の作品の中での生き方、化学反応。
野獣を常に見守っていたルミエールたちの姿。
そして、彼らににタイムリミットが訪れたとき、そして呪いが解けた時。
「あぁ、この人たちは実在するんだ」と、とてもグッと来たのを覚えています。
観客を非日常に連れていくためには、自分自身が非日常の世界で実在していなければいけないのです。
とても難しい。
しかし、それを表現することは私達の最大の誇りと喜びでもあるのです