はい! 宇宙大好きの奈央です。

 

 

オーストラリアのモナシュ大学研究チームが、驚くべき仮説を立てました。

もしかしたら、4億6000年前、地球には土星のような巨大なリングがあった!というものです。

 

今回はそんなトピックをご紹介したいと思います。

情報元は以下のサイトです。

 

Earth may have had a Saturn-like ring over 400 million years ago, scientists say | CNN

4億6600万年前、地球には環があったかもしれない - アストロアーツ

 

4億6000年前の「リング」を持つ地球?

CNN Science HPよりお借りしました。

 

 今から約4億8540万年前~4億4380万年前、それは古生代 オルドビス紀 の時代です。

 オルドビス紀は、顕生代の5大量絶滅事変の1つに数えられる大量絶滅により、その終焉を迎えました。

 

過去5回の地球生命の大量絶滅 

OHTA BOOK STAND HPよりお借りしました。

 

 このオルドビス紀絶滅事変は、絶滅した属の割合で見れば85%もの生物が絶滅し、ペルム紀末の96%大量絶滅に次ぐ大規模なものです。

 大量絶滅の原因ははっきりしていませんが、この時期、大陸は南極域にあり、短い期間ではありますが巨大な大陸氷河が発達したそうです。

 

オルドビス紀の大陸

古世界の住人HPよりお借りしました。

 

隕石衝突の急増

 オルドビス紀には、地球への隕石衝突が急増した時期があったらしいことが知られています。

 その証拠の一つは、地上に残されている衝突クレーターの年代で、オルドビス紀中期に衝突したことを示すクレーターが多く見つかっています。

 もう一つの証拠は、当時の石灰岩の地層「L型コンドライト」と呼ばれる隕石の微小な破片が多く含まれているという事実です。この地層の分析から、隕石衝突が増えたのは約4億6600万年前と推定されていて、この事象はオルドビス衝突急増期(Ordovician impact spike)とも呼ばれています。

 豪・モナシュ大学のAndrew Tomkins氏たちの研究チームは、オルドビス紀中期21個の衝突クレーター衝突当時に地球上のどこにあったのかを、プレートの移動などを遡って再現しました。
 その結果、これらの安定陸塊のうち、当時、赤道付近にあったものは面積比で約30%しかなく、残り7割の安定陸塊は中・高緯度にあったことがわかりました。

 それにもかかわらず、21個のクレーターの古緯度は全て赤道から緯度で約30度以内の範囲に集中していたのです。

 

プレート移動のモデルに基づいて再現されたオルドビス紀中期(4億6700万~4億5000万年前)の大陸の位置

*色のついた丸い印が衝突クレーターの位置

Astro Arts HPよりお借りしました。


 モナシュ大学の Tomkins氏たちの計算では、衝突クレーターの位置が偶然このように赤道付近に集中する確率は、3つの面がある仮想的なコインを投げて特定の面が21回連続で出るのと同程度になっています。

 Tomkins氏たちの結果から、これらのクレーターを作った隕石は、大型の小惑星地球に接近してロッシュ限界より内側に入り、潮汐力で破壊されて、まず地球の周囲に「リング」を形づくって、そこから落下したのだと彼らは考えているのです。

 

ロッシュ限界: 天体(惑星や衛星など)が破壊されずに他の天体に接近できる限界の距離

リングを持つ地球の想像図


CNN Science HPよりお借りしました。

 

 Tomkinsは次のように述べています。

「数百万年にわたって、リングから物質が徐々に地球に落下し、現在地質学的な記録となって残っているような隕石衝突の急増を引き起こしたのです」

 さらにTomkins氏たちは、このリング地球気候変動も引き起こした可能性があると考えています。

 地球にこのようなリングができたことで、地上に環の影ができ、太陽光をさえぎって寒冷化を招いたというのです。

 実際、オルドビス紀終わりヒルナンティアン期という時代には地球が急激に寒冷化し、過去5億年で最も寒冷な時期の一つだったと推定されています。


*   *   *


 土星リングは、でできた衛星が土星の重力によって破壊され、その破片が集まってできたと考えられています。
 もしも本当に地球巨大なリングが存在していたとしたらどんな光景だったのでしょう。

 夜空を横切る巨大な光の帯として、古代の生き物たちの目に映っていたかもしれませんね。

 

巨大な光の帯を持つ地球

TABI LABO ニュースサイトよりお借りしました。

 

はい! 今回は以上です。

それじゃあ、またね。