はーい! 科学オタクのナオでーす。

 

こんにちは。

今回は、ハッブル宇宙望遠鏡(HST) ジェームズ・ウェッブ望遠鏡(JWST)の観測成果のトピックです。

 

タイトルトピックを読むうちに大きな疑問が浮かんできました。

 

280億光年ってなに?

宇宙の年齢が138億年なのに?

 

ハッブル宇宙望遠鏡

宇宙兄弟Official Blog HPよりお借りしました。

ジェームズウェップ宇宙望遠鏡

Science Portal HPよりお借りしました。

 

 以前、このブログで129億年前の銀河が観測されたというトピックをご紹介しました。

 今回のトピックは、銀河ではなくて、恒星です。

129億年前に生まれて、現在、280億年の彼方に浮かぶ恒星のお話です。

 

ハッブル宇宙望遠鏡

史上最も遠い恒星を観測

今は地球から280億光年の距離
                   2022.04.01

このトピックの情報元は下記のURLにあります。

史上最も遠い恒星を観測、今は地球から280億光年の距離 - UchuBiz

 

 米航空宇宙局(NASA)ハッブル宇宙望遠鏡で、天体観測史上、最も遠い場所にある恒星が観測されました。

 質量は太陽50~500倍で、数百万倍の明るさをもつ可能性があり、今は地球から280億光年離れた距離にあります。

 

天体観測史上最も遠い恒星

UchuBiz HPよりお借りしました。


 この恒星は、古い英語で「明けの明星」「上る光」を意味するエアレンデル(Earendel)」と命名されました。

 

エアレンダルがある小さな領域を示した画像

UchuBiz HPよりお借りしました。

 

 エアレンデルが生まれたのは、宇宙誕生のビッグバンからわずか9億年後。これまでに発見された中で最も古い恒星です。
 エアレンデルが放った光は、129億年かけて地球に到達したのです。

 論文を発表したデンマークのビクトリア・ストレイトは次のように解説しています。


「私たちが今見ている光がエアレンデルから放出された時、宇宙はまだ、現在の年齢のわずか6%の10億歳に満たなかった。その当時、原始の銀河系からの距離は40億光年だったが、そのが私たちの所に届く約130億年の間に宇宙が膨張して、今では280億光年の彼方になった」

 

なるほどね!ウインク

 通常見えないような遠くに存在する恒星銀河は、アインシュタインが予測した重力レンズによって覗くことができる。

 

重力レンズ

UchuBiz HPよりお借りしました。

 

 地球と遠くの光源の間にブラックホールのような極めて重い物体があると、その遥か先のが曲げられて地球に届き、拡大レンズのような働きをしうるのです。

 

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ジェームズ・ウェッブ望遠鏡

最も遠い星の色を明らかに…約280億光年の距離にあり、太陽の100万倍の明るさ

                   2023.08. 25

 

このトピックの情報元は下記のURLにあります。

ジェームズ・ウェッブ望遠鏡、最も遠い星の色を明らかに…約280億光年の距離にあり、太陽の100万倍の明るさ | Business Insider Japan

 

 2022年、これまで発見された中で最も遠い星、エアレンデル(Earendel)が、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)によって初めて発見されました。

 

 2023年ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は、エアレンデルの色を明らかにする新しい画像を撮影しました。

 NASAは、プレスリリースで、「この星は太陽の2倍以上熱く、約100万倍明るい」と述べています。

 

 

 エアレンデルは、下の画像の5時の位置にある回折スパイクの下に長くカーブした赤い軌跡として現れているサンライズ・アーク(日の出の弧)銀河の中の赤っぽい点として捉えられています。

Business Insider HPよりお借りしました。

 

*回折スパイク: 反射望遠鏡で撮影された明るい星の像から放射状に伸びる複数の線条のこと

 

Space.comによれば・・・

 ビッグバン以降、宇宙は膨張し続けているため、この星は現在地球から約280億光年離れている。

 その膨張によって、エアレンデルからのの多くは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の観測装置では検出できないほど長い波長に引き伸ばされている。しかし、ジェームズウェップ宇宙望遠鏡(JWST)ハッブルの100倍も強力で、遠くの星のこれまで見られなかったをとらえた。

 これらのは、これまで検出された中で最も遠い星だからといって、エアレンデルが孤独な星であるわけではないことを明らかにしている。

 エアレンデルのような巨大な恒星には通常伴星が存在するが、JWSTの強力な赤外線検知能力のおかげで、科学者たちはエアレンデルの隣に「より冷たく、より赤い伴星を見ることができると信じている。

 

NASAによれば・・・

 研究者たちは最終的に、宇宙と時間のはるか彼方までさかのぼり、宇宙に存在する星の第一世代の星を発見したいと考えている。その星たちは、水素ヘリウムを合成してより重い元素を作り、惑星を形成し、最終的に地球に生命を誕生させた

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以上、書いてきました内容は既にYouTubeで動画として見るえあれんでることができます。

ご興味があれば、ご視聴ください。

 

動画時間: 11分29秒

 

ハッブル宇宙望遠鏡が出て世界に衝撃を与えてきました。

そして、ジェームズウェップ宇宙望遠鏡は、途方もない世界の扉を開こうとしています。

 

280億光年離れたエアレンデル

こんな感じかな?

間違いがあれば、ご指摘いただければ幸いです。

 

エアレンデル 今も輝いているのでしょうか?

 

今回はここまでです。

それじゃあ、またね。