はーい! 科学オタクのナオでーす。
今回は、CD、DVDの色についてです。
CD、DVDは、見る角度、光のあたり方によって虹色に見えます。
これは、光の回折と干渉によるものです。
回折は、波が細い隙間から飛び出すときに外側に広がっていくことをいいますが、話がちょっと分かりにくくなるので、干渉作用に限定してお話していきたいと思います。
CDの色
光と色とHPよりお借りしました。
CDやDVDの虹色は、音楽や映像の情報を記録したピットという小さな穴の並びによって隔てられたランド(平らな部分)で反射された光によるものなのです。
CDの反射層の構造
ほぷしいHPよりお借りしました。
ピットは、ちょうど蚊取り線香の渦巻きのようにCDやDVDの表面にらせん状に並んでいて、その並びの間隔(トラックピッチ)がCDの場合は1.6μm、DVDの場合は0.78μmとなっています。
CDとDVDの記録領域の違い
コンピュータ講座応用編HPよりお借りしました。
トラックピッチが光の波長(0.38~0.77μm)と同じくらいだと、お互いのランドで反射した光同士の位相が合い、うまく光の波が強め合う方向にだけ強く光が反射されます。
CDやDVD表面から反射する光の干渉作用
光と色とHPよりお借りしました。
この干渉作用が起こる方向は光の波長(色)によって異なるため、見る角度を変えることにより、違う色の干渉色が見え、それが連続的に変化するため、あたかも虹色が移動しているように見えるのです。
はい! 今回は簡単でしたが、以上です。
シャボン玉もCDもその虹色の見え方は、同じようで同じじゃないんですね。
それじゃあ、またね。