はい! ファーマー奈央です。
私の事務所の庭のレモンの木に今年はたくさんの蕾と花が咲いたことを以前ブログでご紹介しました。
これは、昨年、蝶や蛾の幼虫に多くの葉が食べられて、虫食いだらけの葉や、卵が植え付けられたように丸まった葉を全部切り取ったため、レモンの木が生存の危機を感じ、子孫をできるだけたくさん残そうとしたためと思いました。
そのため、蕾が全て開花するに至らず、開花した100以上の花も、雌しべを持たない不完全花が多かったのです。
最終的に、受粉・結実できた花は50個ほどでした。
まだ3年目のか細い枝に小さな黄緑の実がチョコンとくっ付いていました。
でもこんな4年目に入ったばかりの細い若木に50個ものレモンを育て、ぶら下げる力ってあるのかな?って心配していました。
台風が来たら、みんな落ちちゃうんじゃない?
それより、枝が重みに耐えられなくて折れちゃったりとか。
そんな心配をよそに、レモンの実は日々大きくなっていき、
色も、淡い黄緑から濃さを増して、しっかりとした緑色に変わっていきました。
しかし、ふと、枝の下の地面を見ると、いくつもの小さな黄色い実が落ちていました。
やはり、50個もの実を太らせるほどの光合成能力はまだなかったようです。
レモンの若木は、自ら選択と集中を実施し、栄養が送り込まれなくなった実は、第二の選別を受け落果したようです。
下の写真の奥に見える黄色い実もやがて落果するのでしょう。
残った実は約20個ほどでした。
これら20個の実がそのまま大きくなって、黄色いレモンにまで成長してほしいのですが・・・
また将来、第三の選別が起きるやもしれません。
それはレモンの木自体が判断して選別するのか、
それとも台風という外的要因が働くのか分りませんが。
去年実ったたった1個のレモンのように、今年の秋も黄色く色づいたレモンがたくさん見られることを願ってやみません。
はい。そういうことで、ファーマー奈央は、毎朝、レモンの木のチェックを怠らない日々を過ごしています。