はーい! 仮装研の女 ナオ でーす。
痛くない注射シリーズの最後でーす。
注射の痛さの要因は、針だけでなく、患者の年齢や血管の太さ、そして、お医者さまや看護師の方のスキルの違いもありますよね。
どんな場合でも無痛でできる注射というのはあり得ないかもしれません。
でも、そんな夢のような注射を目指して、色々な開発が進められていることでしょう。
今回は、お医者さまや看護師の方のスキルの違いを無視できる自動採血ロボットについてご紹介します。
少々、古い(2015年)ですが、もしお時間があれば、下の動画を一度ご覧ください。
*注射の場面が見られない方はご遠慮くださいね。
Josh Leipheimer氏が開発した自動採血ロボット
~超音波による画像誘導装置をガイドにして採血~
ラトガーズ・ニュージャージー州立大学
生体医療工学研究チームリーダー
構成:
静脈への針の穿刺を行う超音波画像診断ロボット
血液サンプルを扱うモジュール
遠心分離を利用した分析機器
氏によれば、
「患者が不必要な合併症や痛みで苦しまなくていいように、迅速に、安全に、そして安心感を持って血液を採取できるようになります。」
とのこと。
動画時間: 48秒 *2015年の動画です
採血や点滴における静脈穿刺(せんし、針を刺す行為)は医療的な手順としては最もポピュラーで、その件数は米国内において年間14億回にものぼるのだそうです。
臨床医が静脈穿刺に失敗してしまう確率についての研究結果も発表されています。
静脈が目視で確認できない患者の場合 27%
触診できない患者の場合 40%
やせ細っている患者の場合 60%
採血の失敗が度重なると、静脈炎や血栓症、感染症を引き起こす可能性が上昇してしまいます。
本デバイスを、31人の患者で採血を試してみたところ、87%が成功したそうです。
さらに、静脈を探し当てやすい患者に対しては成功率97%となったそうです。
う~ん。成功率が高いのかどうかよく解んないニャ。
優しいお姉さんだったら、少し痛くてもがまんするにゃ。
ナオ: そうよね。
優しそうな看護師のお姉さんに駐車してもらうと、それだけで痛いの忘れちゃうもんね。
でも、針だけでなくて、こんなデバイスがどんどん発達して、AIも導入されて習熟化がすすめば、将来、注射って血圧を測る装置みたいに手軽にできるようになるんでしょうね。
私もそうしよっかな。
それじゃあ、またね。