はい! 奈央です。
川面は平らかです。
両脇に堤防があり、さらにその奥に丘や山があると、平かな川は「風の通り道」となります。
朝方、山沿いを降りてくる冷たい空気が川面に集まり、支流の合流とともに冷たい空気も集まり、川の流れとともに冷たい空気も川を下っていきます。
こうして、上流から下流に向かってひんやりとした風が流れます。
昼を過ぎると、海陸風のメカニズムによって、海から陸へと吹く海風が川にも流入してきます。
海風は、平らかな川面を上流に向かって流れます。
自然の摂理はわかりやすく、合理的です。
でも、人の動きは合理的ではないことが起きます。
ただ一人の権力者、そしてその取り巻きの合理性のために、
国が国民が非合理を強制されてしまいます。
「風の通り道」は、都市のヒートアイランドを軽減するとして注目されてきています。
私たちは、この現実の非合理性を、「風の通り道」となって、軽減させていくことができるでしょうか。
平かに、冷静に、そして合理的に