はい! 奈央です。

 

前のブログでご紹介したように、私のお仕事の一つは環境影響調査なんですよね。

簡単な調査なんですけど、回収サンプルの分析データを理論的に解析して材料の変化の兆しを捉えることが重要なんですね。

基本、marineの仕事だったんですけど、少しずつ私が担当するようになってきているんです。

 

さてさて、今日の仕事(サンプル回収)も一区切りつきましたので、近くの小さな博物館に寄ることにしました。

 

 

ここは、鞍手町歴史民俗博物館といいます。

 

 

昨年、遠賀川流域のヤマトタケルの伝承シリーズを書いていた時に、すぐ近くの古月横穴群という所に寄り道しました。

その時に、そこで発掘された須恵器・土師器などの土器約500点、刀、鏃などの鉄製品、メノウ製の勾玉などが、ここ鞍手歴史民俗博物館に展示されているはずなんです。


探してみましょう。キョロキョロ

ありました! これが刀(太刀)ですね。

錆びていますけど、鍔のようなものも残っていますね。

そして、耳管(イヤリング)です。

耳たぶに大きな穴をあけたのでしょうね。

さらに、勾玉もありました。

 

そしてもう一つ、探していたものを発見しました。

銀製天冠(銀冠)です。

これはレプリカみたいですね。

 

そして、ばらばらになっていますが、こちらが本物です。

 

この銀冠は、この博物館のオリジナルキャラクターも付けているんですよ。

かわいいですね。ニコニコ

鞍手町歴史民俗博物館のオリジナルキャラクター 鞍手里山探訪HPよりお借りしました。

 

この銀冠のことについては、鞍手里山探訪さんのブログで詳しく紹介されています。

この銀冠は、近くの銀冠塚古墳から、1962年出土しました。

銀の冠の出土は、全国で4例しかないんだそうです。

 

ここ鞍手町は、物部氏の本貫地(発祥の地) と言われます。

調べれば調べるほど、奥が深くなっていくような気がする地域です。

 

またいつか、日本武尊とは違った切り口で、この地域を調査してみたいな。ニコニコ

 

それじゃあ、またね。